高橋文哉が主演を務める映画「交換ウソ日記」が7月7日(金)に全国公開。シリーズ累計65万部を突破した櫻いいよ氏の同名青春小説が原作の本作で、高橋が恋愛映画初主演。演じた役どころについて聞くと「最高だった」と年相応の無邪気さで答えたほか、今後の活動に「誰かと比べるのではなく、鏡(自分)を見て成長していきたい」と素直な想いを語ってくれた。
学校イチのモテ男子・瀬戸山を演じるのは緊張したけど最高でした
――本作で演じた“瀬戸山潤”の第一印象を教えてください。
まずは原作を読んだ段階で受けた瀬戸山のかっこよさだったりとか、恋愛映画の王道、ど真ん中にいる男の子らしさみたいなものをしっかり表現したいなと思いました。瀬戸山は不器用ではありますが、自分の思ったことが言えますし、 相手の気持ちもくみ取ることができる。すごく無邪気で素直な人なので、その良さがうまくクールな部分とバランスを取りながら表現できたらいいなと思いました。
――キャラクター的に自分と似ている点はありますか。
ほとんどないですね…僕は高校生のときはただただ子どもだったというか、なんかうるさい感じだったというか(苦笑)。瀬戸山みたいな人間になりたかったですね。学生の頃、なんでもできて誰にも負けない“ミスターオールマイティー”を目指していたので、僕にとって瀬戸山は憧れの存在です。でも、思ったことを口にして誰かに伝えたいって思ったり、自分のためにというよりは、自分が思ったことを相手のために発していきたいタイプなので、そういうところは近いのかなとは思いました。
――憧れの学校イチのモテ男子・瀬戸山を演じてみて、いかがでしたか。
最高でした。ポッケに手を突っ込んで歩いているだけでキャーキャーいわれたり、横を通り過ぎただけでみんな振り返ったり。どんな気分になるのかなと思っていたので、そういうシーンは演じるのが楽しみで仕方なかったです。一方ですごく緊張するシーンでもありました。瀬戸山が“学校イチのモテ男子で人気者”だということを象徴するシーンでもあったので、とても大事に演じました。
遊園地でのランチシーンはアドリブが飛び交っていました
――本作で恋愛映画初主演ということでしたが、座長として心がけていたことはありましたか。
とにかく元気に現場にいること、あとはいつもよりコミュニケーションを積極的にとるようにしていました。普段は自分から共演者の方に話しかけることがそんなに多くないので、そういうところはちょっと意識してやっていました。
――胸キュン青春ものの撮影現場は、今までの現場とは何か違いましたか。
すごく現場があたたかいんだなと思いました。キャストも同世代の方々が集まっていたので、和気あいあいとしていましたね。胸キュンシーンとかを撮影するときは一致団結して、なんかもっとこうできるんじゃないかとアイデアを出し合ったり、「もっといけるでしょ」的な感じでいじられつつお芝居したりして、スタッフさん含めみんなが一丸となって同じ方向を向いてくださっている感じがしました。
――撮影現場で印象に残っているエピソードはありますか。
みんなお弁当が好きでした。 11時ぐらいになると「今日のお弁当なんだろう」っていう会話しかしなくなって、毎日「あ、昨日もこの話してましたよね」っていう話を続けていました(笑)。
あと、遊園地でのランチシーンはアドリブが飛び交っていました。瀬戸山と希美はキャラクター的にグイグイいけないので、米田晴人役の曽田陵介関係性みたいなのはアドリブシーンでこそ見えるんじゃないかなと思って、曽田くんと「次きますよ、どうします」みたいに話しながら楽しんでやっていました。