コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、実話漫画「接待」をピックアップ。
作者であるまりげさんが5月12日にTwitterに本作を投稿したところ、5,100を超える「いいね」が寄せられ反響を呼んでいる。本記事ではまりげさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
息子さんを預けて戻ってみると…可愛い「接待」が繰り広げられていた
上の子の小学校の行事に参加するため、両親にまだ幼い三男を預かってもらったまりげさん。行事が終わり実家に向かうと、家の中から楽しげな声が聞こえてくる。中の様子をうかがうと、カルタ遊びをしているところだった。そのカルタ遊びがまさしく「接待」だったのだ。
ほほえましい接待カルタにTwitter上では「自己肯定感爆上がり」「我が家でもいつでもさんちゃん接待します」「優しいせかい」「ゴルフよりこれがいい」などのコメントが寄せられている。
「内容に説得力がある」まりげさんが実話漫画を描く理由
――「接待」を漫画にしたきっかけや理由があればお教えください。
わたしの両親と三男が遊んでいるところを見て、ほっこりしたので描き残したいと思いました。
――「接待」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
最後のコマの三男の満足気な表情です。普段は兄達と本気勝負のカルタをやっているので、数枚しか取れない三男が、接待カルタではたくさんゲット出来てうれしそうでした。
――「接待」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
細かい部分なんですが、三男の対戦相手として、わたしの母が手を抜くのではなく真剣な表情でカルタをジッと見ているシーン(4コマ目)がお気に入りです。
――「たのしいことを拾って生きる。」や「700日間の絶望トンネル」など、実話をもとにした作品を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。
わたし自身が、幼いころから実体験を描いた作品を読むのが好きだからです。「こういう生き方や考え方をしている人が、実際に存在するんだ」と思うと、内容に説得力があるからです。
「たのしいことを拾って生きる。」は夫が脱サラして海のそばに移住を決めたときのこと、「700日間の絶望トンネル」は母が双極性障害になったときのことを描いた作品なんですが、本を一冊描くのって凄くエネルギーがいることなので、”自分が相当好きな人が対象じゃないと描けない”というのがあって、自ずと家族中心の作品が多くなりました。
――今後の展望や目標をお教えください。
現在、第四子を妊娠中なので、まずは無事に出産を終えられることを目標にしています!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
SNSでたくさんの作品が読める時代に、まりげのマンガを見つけてくれてありがとうございます!!