主演・杉野遥亮の印象は「優しい!熱っ!」
――五島列島の魅力を教えてください。
自然もあって、食べ物やお酒もおいしいです。僕はお酒が弱くて、焼酎が飲めなかったのですが、「これなら飲めると思うよ」と薦めてもらった焼酎がおいしくて、人生で初めて丸々一杯飲めました。あとは、どこに行っても全員良い人だらけなんです。ホテルの支配人さんと足湯に行ったときに、タオルを持って行っていなかったのですが、居合わせたご夫婦がタオルを貸してくれました。
「ばらかもん」の撮影をしているというのをみんな知っているから、どこに行っても「ドラマの撮影ですか?」「頑張ってください!」と言ってもらえるのがすごくうれしくて、心が洗われました。汚れていたわけじゃないんですけど(笑)、多少の汚れはあったと思うので、それがきれいに洗い流された感じです。
――杉野さんとは撮影合間にお話しされましたか?
杉野さんが忙しいので、あまり話す時間がなくて…。でも、五島での撮影が、第一話を撮ったり、二日目に最終話を撮ったりと大変だったのですが、杉野さんが「分からないところとか、感情が難しいところがあったら、本読みに付き合うからいつでも言って」と言ってくれて、優しい!熱っ!と。すごくいい人だなと思いました。
――原作や台本を読んだ感想を教えてください。
一言で言うと、あったかいなと思います。漫画やアニメでも、子供たちが出てくるたびにかわいいなと癒やされていたのですが、子供たちがいるだけで現場がすごく温かいんです。たまに言うことを聞かなくて、どこかに行っちゃうんですけど(笑)、それすらも愛おしいみたいな。
ドラマにも餅拾いのシーンがあるので、それを撮るのが楽しみです。他には、タイを釣るシーンもすごく楽しみです。
――この物語のように、周りの人や環境が変わったことで成長した経験はありますか?
この仕事をしていて、いいなと思うのが、出会いが無限にあることです。たぶん、人が好きなんですよ。人と出会えるのが一つのモチベーションになっています。いろいろな人に出会って、僕も頑張ろうとか、こういうところをもう少し変えようとか、この人のこういうところをまねしようと考えながら仕事をしています。