蓮のセフレになるという提案に和真も応える
朝、蓮がベッドの上で目を覚ますと、隣に和真の姿はない。蓮が起き上がると、「あ、起きた?」と言って買い物袋を下げた和真が部屋に入ってくる。和真は「キッチン借りてもいい?すぐなんか作るよ」と言って、蓮の好物のアイスクリームを渡してキッチンへと行く。
和真が用意した美味しそうなパンと温かい具沢山のスープを食べる2人。和真は「昨日のこと覚えてる?昨日のことだけじゃない、10年前のことも」と尋ねる。あの時のことを話して欲しいと和真が言っても何も話さない蓮。和真が「蓮、俺が東京に戻ってきたのは…」と言いかけると、蓮はそれを遮って「和真、昨日はセフレとしてした、特別な意味なんてない。だからお互いのプライバシーはノータッチでいよう」とにこやかに言う。
和真が顔を曇らせていると、蓮はさらに「嫌か?俺とセフレになるのは。和真はゲイじゃないし、女の方がいいか」とあっけらかんと言う。向かいに座って居た和真は席を立って蓮の隣に立ち、「いいよ、なろう、セフレ」と無表情に答える。蓮はそんな和真をじっと見つめていた。
わざと明るく振る舞っているように見える蓮と、距離を取られて踏み込ませてもらえないままセフレを承諾する和真。2人の姿がもどかしく切なくて胸がギュッとなる。Twitterでは「切ない」「胸が締め付けられるな」「それでもいいから2人でいたいんだなお互い」「やっぱりしんどいこのドラマ いい意味で」「ねぇ、和真それでいいの?」と心痛める視聴者のコメントが多数寄せられていた。
※高松アロハの「高」は、正しくは「はしご高」
◆構成・文=牧島史佳