コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、えぽさんの漫画「スーパーボールすくいのおばさんがこっそり教えてくれたこと…」。
作者であるえぽさんが6月21日にTwitterに本作を投稿したところ、2.5万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではえぽさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
幼い娘さんがスーパーボールすくいに挑戦するが…
えぽさんと娘さんが、とある体験コーナーでスーパーボールすくいの前を通りかかる。娘さんは目を輝かせながら挑戦するが、まだ2歳と幼い。えぽさんは「1個も取れなくて泣いたらどうしよう…」とハラハラしながら見守った。最後にスーパーボールすくい担当の女性が、思いもよらない一言を放つのだった。
最後の女性の一言に、Twitterでは「良心的」「初めて知った時はびっくりしました」など多くのコメントが寄せられている。
「同じ育児をがんばる仲間とつながっている」作者・えぽさんが育児漫画を描くときに実感すること
――「スーパーボールすくいのおばさんがこっそり教えてくれたこと…」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
娘(ぽんちゃん)が楽しめたよ!小さい子が楽しんでくれるようにこんな配慮してくれたよ!とフォロワーさんに教えたいな、という気持ちで描きましたが、想像以上の反響に驚きました。育児漫画が見たい層以外の方にも読んでいただけたようで、ポイや金魚すくいにまつわる様々なコメントをいただき、私も興味深く読ませていただきました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
オチの台詞に注目しがちかと思いますが、2ページ目の娘(ぽんちゃん)がボールすくいをしているシーンもこだわりました。実際にボールすくいをする娘を見て「破れちゃうんじゃ…」と私はハラハラしてたのですが、読んでる方も同じように思ってもらえるようにしっかりコマを使って描きました。見ててハラハラ→すくえてホッとした→衝撃のセリフ、という展開の起伏を楽しんでもらえればと思います。
――作品の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
やっぱり最後の「最強の使ってるから…」と言うシーンですね。もちろん実際はマンガのように闇取引っぽく言われたわけではないですが、このセリフのために4ページ描いたので…笑 日常会話をうまく漫画らしい表現で落とし込めたな、と気に入っています。
――お子さんとの日常を描く育児漫画を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。
こんなことあったんだよ!みてみてー!とママ(パパ)友にシェアする気持ちで描いてます。結婚後すぐの転勤、コロナ禍でなかなか人と話せる機会がなかった頃に描き始め、もう2年以上経ちました。コメントやいいねをいただくと、顔は見えなくても同じ育児をがんばる仲間とつながっていると実感します。ここまで楽しく続けられているのも、読んでくれる皆さんのおかげだと思っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
これからも育児優先で楽しく描き続けていくことが目標です!仕事復帰後は更新が少なくなった時期もありましたが、生活リズムが整ってきたのでこれからはもっと更新できたらいいな、と思います。まだまだ描きたいことがいっぱいあります!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました!私は育児漫画の登場人物を見ていると、なんだか親戚として姪っ子甥っ子の成長を見守っているような気持ちになります。今は描く側として、親戚に報告するような気持ちで製作しています!読者の方も親戚のような気持ちで、これからもぽんちゃんとにこちゃん、そして私のママとしての成長を見守ってもらえたらと思います。