「愛してたって、秘密はある。」で謎の女子高校生を好演! 吉川愛SPインタビュー
――吉川さんの思う、理想の女子高生像って?
文化祭や体育祭でクラスTシャツ作ってワイワイしたり…。そういうことが理想で、やってみたいです!
――ちなみに、ドラマでは黎に勉強を教えてもらっていましたが、吉川さん自身勉強は得意?
嫌いではないです(笑)。特にこれが特別できるというわけではないんですけど、そのなかでも好きなのは英語です。昔、少し英語を習っていたこともあって、洋画や洋楽がすごく好きなのでその影響かもしれません。
――その好きな映画というのは?
一番好きなのは「バーレスク」(2010年)というクリスティーナ・アギレラ主演の映画です。メイクや衣装もすごいキラキラでキレイですし、何よりアギレラの歌唱力がすごくてカッコイイ。見ていてすごく気持ちいいんです。好きすぎて映画館で7回見ました。本当はもっと行きたかったんですけど(笑)。
――洋楽はどんなアーティストを聴かれているんでしょうか?
アリアナ・グランデやオースティン・マホーン、リアーナやビヨンセも聴くんですけど、一番好きなのはセレーナ・ゴメスとDNCEというバンドです。セレーナはディズニーチャンネルに出演していたときからずっと好きで。ライブに行ったときは、ずっと好きだった人がすぐそこにいるんだと思ったら登場シーンでもう号泣! 曲も頭に入ってこないし、セレーナも涙で見えないし大変な状況でした(笑)。
――DNCEはどんなきっかけで?
DNCEは、セレーナのツアーのオープニングアクトで出られていて。その時はバンドのことは知らなかったんですが、ボーカルのジョーはもともとディズニーチャンネルに出ていた方だったので、“あ、この人知ってる”となり、曲もすごく好みだったのでそこからいろいろ調べて聴いて好きになりました。
デビューからこれまで
――改めてになるんですが、そもそもデビューのきっかけというのは?
3歳くらいにときに、母が「いないいないばあっ!」(毎週月~金曜 8:25-8:40、Eテレほか)という番組に出ている子どもたちの着ているテントウムシなどの衣装を着せたいというところから、事務所に入ったのが最初です。でも入ったはいいんですがその後、5歳まで200回くらいオーディションを受けて、全部落ちて…。子どもながらも落ち込みました。
――苦労の末ゲットした、デビュー作は?
初めてはコカ・コーラ「爽健美茶」(2005年)のCMです。風船を飛ばす演技だったんですけど本当に楽しかったんです。そのときだけ、オーディションについてきてくれたのが母ではなくて7つ離れている兄で。オーディション前に、兄がいろいろアドバイスをくれて、その通りにやったら受かったんです(笑)。兄に感謝です! その後、だんだんオーディションに受かっていくうちに、いろいろな人になれる演技って面白いなと思うようになっていったんです。
――長い活動の中で一番うれしかったことは?
「映画 ひみつのアッコちゃん」(2012年)に受かった時(主演の綾瀬はるかの変身前の加賀美あつ子役)。オーディションを受けるにあたって、アニメを見たらすごく可愛かったので、絶対やりたいって思ったんです。アニメに寄り過ぎず、私なりのアッコちゃんにしたいと思って頑張りました。
――そんな中、昨年に学業優先のため芸能界を離れました。
引退を決めたときは、学業を優先するためにもう2度とやらないと思っていたんです。でも、視聴者としていろいろなドラマや映画を見ているうちに、やっぱり私もまた演技したいっていう欲が出てきて。同じ時期に、街で以前からファンだったという方から「もう復帰しないの? 待ってるよ」という声をいただいて、それがすごく嬉しかったんです。そんなとき、今の事務所にちょうどスカウトしていただいたので、もう1回頑張ってみようと思いました。
――今後、女優としての目標は?
今までクールな役が多かったので、今後は可愛らしい純粋な役もできたらいいなと思います。目標としている女優さんは二階堂ふみさん。二階堂さんはどんな役をやってもすごくハマっているんです。「もしもドラマ がんこちゃんは大学生」(2017年、NHK総合)やこのあいだの「フランケンシュタインの恋」(2017年、日テレ系)、映画「オオカミ少女と黒王子」(2016年)を見てもまったく別人なので、すっごいと思って。そういう女優さんになりたいと憧れます。
熊谷真由子
よしかわ・あい=1999年10月28日生まれ、東京都出身。B型。2005年にデビュー以来、ドラマ、映画等で活躍。代表作に「映画 ひみつのアッコちゃん」(2012年)の加賀美あつ子(10歳)役などがある
〈番組情報〉
「愛してたって、秘密はある。」
毎週日曜22:30-23:25
日本テレビ系で放送