次々に風船が割れる中でカメラに向かって“決め顔”
――MVはたくさんの風船に囲まれた中でパフォーマンスしているのが印象的ですが、撮影現場はどんな様子でしたか?
野村:たくさんの風船に囲まれているのがサビのシーンなんですけど、5秒に1回くらい風船が割れていたんです。だから、風船が苦手なメンバーもいたと思うんですけど、そのハプニングのおかげで耐性が付いたと思います(笑)。パンッ!って割れる音がしても、みんなカメラに向かって決め顔をしていたので。
末永:クレーンのカメラが動くたびに風船に当たっているのが、見ていてヒヤヒヤしました。
野村:そう! 怖かった~。
佐藤:ミシミシって音もして(笑)。
野村:そんな中でも、恋をしている顔をしていなきゃいけなかったので、表情管理が大変でしたね。あと、私はMVの中でクラウチングスタートをしているんです。
佐藤:やっていたねぇ(笑)。
野村:私とかほりん(佐藤)はみんなで徒競走をするみたいなシーンが一緒で、「走り方に個性出していいよ」って言われたので、私は元陸上部なのでクラウチングスタートをしようと思ったんです。
でも、やったはいいんですけど、見てみたらあまり格好良く決まってなかったので、そこは「そんなところもかわいいな」って気持ちで見てほしいです(笑)。
――末永さんはセンターでのMV撮影ということで、これまでとは気持ちの面で違ったりすることはありましたか?
末永:真ん中で間違えるわけにはいかないので、間違ったらどうしようってプレッシャーと戦っていましたし、責任も感じていましたね。振りを間違えてそのカットが使えないってなったらものすごく申し訳ないので、撮影前日もひたすら踊っていました。
センターに立ったからこそそういう気持ちになったんですけど、それすらも楽しいなって感じられましたし、無事に終われたのでよかったです。
私は普段「カメラ目線がすごい」って言っていただくことが多くて、メンバーとメンバーの間からカメラを見ていたんですけど、センターはそういうことをしなくてもすごく撮ってもらえるし、カメラが近過ぎて手が当たりそうになることもあったりして、一つ一つがすごく新鮮で楽しみながら撮影ができました。
「私だからこそ出せる親しみやすさとか新しい魅力をお届けできたら」(末永)
――センターはやっぱりグループの“顔”になると思いますが、野村さん、佐藤さんは末永さんがセンターのSKE48は見た人にどんなイメージを持ってもらえると思いますか?
野村:やっぱり第一印象は“かわいい”だと思います。歌番組に出たときも「ツインテールの子がかわいい」って話題になっていたりするから、やっぱり桜花さんを見たらみんな「かわいい」って思うと思うんです。だから、“SKE48=かわいい”っていう認識になればすごくうれしいですね。
今までかわいさよりも熱さとかを前面に出してきた分、まだまだ“かわいい”には伸びしろがあると思いますし、そこを桜花さんがグーッと伸ばしてくれると思うので、私たちもついていきたいなって思います。
佐藤:より全体がふんわりしているように見えるので、格好良いイメージだと一歩引いちゃうかなっていう方にもすごく身近に感じてもらえるんじゃないかなって。距離感をより近く感じてもらって、いろんな方に“好きになっちゃった”って(笑)、思ってもらえるんじゃないかなと思います。
――うまいこと落としてもらいましたが(笑)、末永さんは二人の話を聞いていかがですか?
末永:やっぱり“格好良い”とか“強い”ってイメージが今までのSKE48には多くて、似合うと思いますし、そういうグループって思ってもらえるのももちろんうれしいですけど、私だからこそ出せる親しみやすさとか新しい魅力をお届けできたらいいなって思います。
メンバーにかわいい子はいっぱいいるので、いろいろなところに出て「この子かわいい!」って声がたくさん上がってくれたらうれしいですし、私も「何でこの子がセンターなんだろう?」って言われないように頑張ります!