天壱氏による人気小説『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』(以下:『ラス為』)が、2023年7月6日(TOKYO MX、MBS、BS11ほか)より、TVアニメとして放送される。物語は、乙女ゲーム「君と一筋の光を」好きの平凡な女子高生が、ゲームのラスボスにして最低最悪の極悪女王・プライドに転生してしまったことから始まる。
プライドは8歳を迎えると、前世の記憶とともに、10年後に自らの手で世界中に巨大な悲劇をもたらすというゲーム内容も思い出してしまう。待ち受ける最悪の運命を回避し幸せな世界を築くべく、自らの記憶と備わったチート能力を駆使し、仲間たちとともに奮闘していく。
主要キャラクターである、プライドの義弟にして“攻略対象”の一人「ステイル」を演じるのは内田真礼。彼女にまずストーリーの印象について聞いてみた。
ステイルはすごく守ってあげたくなる健気なかわいさを持った子
【内田真礼】読み始めた時点では、あまりにプライドが『ラスボス!』という感じで、正直な話「怖い話なのかな?」と心配になりました。それが徐々に読み進めていくと、プライドが天使のような存在として周りの人たちを惹きつけて、結果みんなが救われていくんです。それがステキだなと思いました。
ステイルについては、年相応ではない冷静沈着かつ達観した姿勢が、オーディションの頃から印象的だったという。
【内田】ステイルの幼少期は、お母さんとの不幸な出来事をはじめ、ゲームのラスボス時代のプライドからかなりひどい扱いを受ける日々が続くので、最初はとにかくかわいそうな子だなと思いました。ですが、すごく守ってあげたくなる健気なかわいさも持った子でもあるんです。その後のステイルは、周りの人たちと交流を重ねていくことで、徐々にちゃんと“男の子”へと変わっていきます。アーサーと一緒にワチャワチャしたり、プライドに対して顔を赤らめたりして。一方でイヤな大人(ジルベール)を前にすると、ものすごくイヤそうな顔をする(笑)。闇を抱え、心を殺しながら生きていたところから“人間に”に変わっていく姿は、演じていながら心動かされ、すごくニヤニヤしながら見守っていました。
逆に生真面目すぎるゆえに不安になる瞬間もあるのだとか。
【内田】やはり過酷な経験をしてきたため、たびたび心に鎧をまとって頑なになってしまうんです。その頑なさが言葉遣いや自分を律し強く生きよう!という覚悟に強く出ているので、私もその覚悟に当てられて、演じる際『むうっ!』と力が入ってしまったぐらいでした。「大丈夫? 肩の力抜けば少し楽になるよ」と、まるで本当の弟を見ているように心配していました(笑)。
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【放送情報】
2023年7月6日(木)より、TOKYO MX・MBS・BS11ほかにて放送開始
TOKYO MX/7月6日(木)より毎週木曜24時00分〜
MBS/7月7日(金)より毎週金曜26時55分〜
BS11/7月6日(金)より毎週木曜24時00分〜
【配信情報】
ABEMA、U-NEXT、アニメ放題にて先行配信
dアニメストアほか各配信サイトでも順次配信