ドラマ「ブランケット・キャッツ」(毎週金曜夜10:00-10:50、NHK総合)は、家具の修理工房を営む椎名秀亮(西島秀俊)が、幼なじみの美咲(吉瀬美智子)と共に亡くなった妻の残した7匹のネコの新しい飼い主を探す物語。今回、美咲の部下で動物看護師の水島楓を演じる島崎遥香にインタビューを行い、共演者とのエピソードや、動物への思いなどを聞いた。
夢は獣医師さんだった
――出演が決まったときはどのような心境でしたか?
私の小学校の時の夢が、獣医師さんだったので、このお話が来たときに「絶対にやりたい!」と思いました。本当に大事に動物のことを思って病院に連れてくる、飼い主さんの思いも考えて挑みました。
――獣医師を目指したきっかけはなんだったんですか?
暗い話でもいいですか? 小さい頃飼っていた犬が、1歳くらいで亡くなってしまったことがとても悔しくて、私がその子を救えたら良かったと思ったんです。
動物病院は24時間稼働できないですし、医師の方々も1匹に付きっきりで看病することは難しいですよね。ただ、飼い主にとっては人間の家族と同じ命の重さだということを、世の中の人々に分かってほしいと今でも思っています。
「山ガール」は一生着ないような服装
――楓をどのように演じましたか?
撮影に入る前から、「山ガール」がテーマと言われていたんです。衣装も山登りをするようなパンツだったり、私がもう一生着ないようなファッションでしたね(笑)。「あんな明るい子に育てばよかったなぁ」と思いながら演じていました(笑)。
――コメディータッチの演技も多かったように感じました。
ドラマ「ゆとりですがなにか」のスペシャルやドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(共に日本テレビ系)の撮影の直後に、トントントンとこの撮影が始まった感じだったので、役があんまり抜けていなくて(笑)。プロデューサーさんに、「こんなテンションで大丈夫ですか」って確認したんです。
そうしたら「重い話も多い中で、楓が登場することで視聴者もホッとするし、暗くなり過ぎないからそれでいいんだよ」と言ってくださったんです。だから、大丈夫だったんだなと思いました。
毎週金曜夜10:00-10:50
NHK総合で放送