深田、高校時代を回顧「お仕事に関して怖いものが無かった」
――お二人は、有栖と同じ18歳の頃に考えていたことや、感じていたことはありますか。
福原:本当に毎日楽しく、有栖と同じように将来こうなりたい、ああなりたいみたいな夢がすごくいっぱい出てきて、できないことなんてないと思っているような感じでした。
深田:高校に行きながらお仕事をしていたので、毎日が目まぐるしく過ぎていました。当時のことはほぼ記憶に無いのですが、お仕事に関して怖いものが無かった気がします。若い頃は大人に囲まれてお仕事をしていましたが、今はスタッフの方が私と同じくらいの年齢だったり、私の方が年上だったりするので、世代が近い方々とご一緒できていることが楽しいです。
――今作では、有栖が人生のターニングポイントを迎える姿が描かれますが、お二人の人生でターニングポイントだったなと思う出来事はありますか。
福原:たくさんあるのですが、中でも「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」(NHK Eテレ)は、ターニングポイントになったと思っています。とても温かい現場だったので、この業界に楽しさを感じたり興味を持ったり、この世界でやっていきたいと思うきっかけになりました。その経験があったからこそ今でもお仕事を続けられている気がします。
深田:私は常に、新しい作品に挑む時がターニングポイントです。自分の考え方が変わったり、新しい世界を知ったり、作品によって今まで知らなかったことを知ることができるので、毎回作品に入るたびにそのように感じています。
――最後に、今作の見どころを教えてください。
福原:困難や壁にぶち当たっても、互いに支え合いながら諦めずに進んで行けば前に進めるんだと、すごく勇気をもらえる作品です。有栖としては、妊娠しても自分の夢を諦めたくない…という中で、どのように前に進んでいくのかという部分と、有栖の力強さに注目して見ていただきたいです。
深田:有栖と瞳子が出会い、二人がどんな選択をして、どういった人生を歩んでいくのかというところを楽しみに見ていただけたらうれしいです。世代によってさまざまな悩みがあると思いますし、これからどう生きていこうと考えている方たちもたくさんいらっしゃると思うので、そういう部分は視聴者の方にも共感していただけると思います。