コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、浅山わかびさんの漫画「包丁」だ。
6月10日に投稿されたツイートには、7000いいねを超える反響があり、「じいちゃんかっけぇ!」「この人みたいになりたい」「おじいさんの気持ちがしみる…」といったコメントが集まっている。作者の浅山わかびさんに話を伺い、創作の裏側などを語ってもらった。
漫画「包丁」のあらすじ
ある日、祖父の遺品整理をしていると、主人公(孫)の「晴翔」宛てである1本の包丁が見つかる。祖父とは年に一度、親戚の集まりで会う程度。さらに祖父はとても怖い人だった。
晴翔が「将来は料理人になりたい」と親戚に打ち明けた日、「エンジニア系の大学だったよね?」「大学まで出てもったいない」といい答えが返ってこなかった日の記憶を思い出す。親戚の返事と共に、祖父も晴翔を怖い目で睨み、その場からいなくなってしまった。
亡くなってしまった祖父がくれた包丁には鍛冶屋の名刺が同封されており、晴翔はそこを訪ね祖父の想いを知る…。
Twitter上では「安直な応援ではなく、背中で語る姿勢に感動」「生き方が最高にクールでかっこいい」「親の背中を見て育つってこういうことだよな…」などの声が寄せられるほか、「物語としても漫画としても美しい」「魅せシーンの迫力がすごい」「キャベツの絵がうますぎる」など、作画について称賛のコメントもあがった。
浅山わかびさんへのインタビュー
――「包丁」は7000いいねを超える反響です。ここまでの反響となったことについて率直な感想をお聞かせください。
ありがたいことです!多くの方に読んでいただけて嬉しいです!作中のおじいちゃんの漢気が読者に伝わり、夢を追いかける人、諦めかけていた人のエールになればいいなと思います!
――「包丁」について、創作のきっかけをお聞かせください。また、作品に込めた思いがあればお聞かせください。
「かっこいい大人を描きたい」と思ったのがきっかけです。それと、最初に抱いた印象と真相が違う、「ギャップ」を描きたくて描きました。
――「包丁」に込めた思い、漫画を通して伝えたいことがあれば教えてください。
言葉で伝えるより、行動で語るおじいちゃん。そのかっこよさが伝わればいいなと思います!
――今後の目標や展望があればお教えください。
「包丁」に興味を持っていただきありがとうございます!現在、週刊少年サンデーで連載中の「ラストカルテ ー法獣医学者 当麻健匠の記憶ー」という獣医漫画もよかったらよろしくお願いいたします!
――読者やフォロワーにメッセージがあればお願いします。
漫画を描けていけたらいいなと思ってます!