TVアニメ「わたしの幸せな結婚」(毎週水曜夜11:30-0:00、TOKYO MXほか、Netflix/ディズニープラスなどで配信)の第2話「旦那さまという御方」が7月12日に放送・配信開始となった。美世と清霞が心を通わせていくシンデレラ・ストーリーにファンタジー要素が追加され、視聴者から驚きの声が挙がっている。(以下、ネタバレを含みます)
「わたしの幸せな結婚」とは
原作は、2019年より「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる同名小説。シリーズ累計700万部(2023年3月現在/コミック・電子を含む)を突破する人気作で、高坂りとによるコミカライズも「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」で1位を獲得するなどの好評を得た。また、今年の3月には豪華俳優陣を迎えた実写映画化が実現。そんな話題作がついにアニメ化を果たす。
舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・美世(CV:上田麗奈)が、孤高のエリート軍人・清霞(CV:石川界人)と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという、政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーが紡がれる。
新たな真実が判明。美世が持たざる“異能”とは?
斎森家の長女である美世は、ずっと継母の香乃子(CV:植田佳奈)と異母妹の香耶(CV:佐倉綾音)から召使い同然の扱いを受けてきた。自己防衛なのか、やがて喜怒哀楽を押し殺すようになってしまった美世。第2話では、そんな彼女が、婚約者である清霞と出会ったことで少しずつ感情を取り戻していく。
「私が出ていけと言ったら出ていけ。死ねと言ったら死ね」
清霞は初対面の美世にそう冷たく言い放った。それだけじゃない。翌朝、美世がせっかく早起きして作った朝ごはんに「毒でも盛ったか」と鼻から決めつけて、一口も手をつけなかった清霞。冷酷無慈悲で嫁いだものは皆逃げ出すという噂通りの人物がそこにいる。
だが、美世は反論もしないし、逃げ出すこともない。なぜなら彼女にとって、それは日常だったから。いや、罵声を浴びせられることもなく夜は上質な布団で寝れるのだから、以前より遥かにマシとすら言える。それほどまでに、美世は酷い扱いに悪い意味で慣れてしまっていた。
血の繋がっていない継母と異母妹はまだしも、斎森家の当主・真一(CV:家中宏)はなぜ、実の娘である美世を冷遇してきたのか。今回は物語の核に迫る新事実が明らかになった。それは、美世たちが生きる国には古来より、“異形”という存在が古来より住み着いているということ。異形は鬼や妖とも呼ばれ、人に害をなしてきたという。
その脅威に対抗できる唯一の力として、“異能”という言葉が登場した。「魂に宿りし潜在的な力」と作中で説明されており、生まれながらに持つ者と持たざる者が存在しているのだろう。香耶は前者、美世は後者であり、真一は異能の才を持つ香耶を可愛がったのだ。本作は単なる和風シンデレラ・ストーリーではなく、ファンタジー要素も含まれた作品であることが明らかになった。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/my-happy-marriage
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東宝
発売日: 2023/09/27