堺雅人が演じる“乃木憂助”とはどんな人物か
堺が演じる乃木は、大手・丸菱商事のエネルギー開発事業部2課の課長。バルカ共和国にて地元のインフラ設備会社「GFL社」と太陽エネルギープラント事業を本格的に立ち上げるところまで来ていたが、契約金1,000万ドル(約14億円)を振り込むところを10倍の1億ドル(約140億円)を振り込む“誤送金"というミスが発生した。乃木は何度も金額を確認しており、彼としてはあり得ない事故だったが、金額がどこで書き換えられていたのかは分からず。
誤送金した金額を返還してもらうために乃木はバルカ共和国に向かったが、その間に行われた社内調査で、乃木に対する不利な証拠が出てきて、わざと誤送金してキックバックをもらおうとしていたんじゃないかと疑われる羽目に。下手すれば、懲戒解雇ということになりそうな危機的状況だが、現地でもトラブル続きで泣きっつらに蜂。
乃木の中に“もう一人の乃木”が
同期の中での“出世レース”のビリッケツと言われる冴えないキャラクターだが、それだけではない一面があることが垣間見えた。それは、第1話でもたびたび登場した“もう一人の乃木”。
“自己との対話”を表現しているだけにも思えるが、もう一人の乃木は口調も厳しく、“別の人格”と言ったほうがしっくりくる。叱咤激励し、アドバイスを送り、かなり有能だということも感じられた。
登場する人物全員が濃いキャラクターをしていて、キャッチコピーのように“敵か味方か”分からない状況。乃木のキャラクターも第1話だけでは見えてない部分も多いのかもしれない。「VIVANT」が何を意味するのかも気になるが、別人格を内に秘める乃木にも注目したい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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