私に合わせてくださっているというのをひしひしと感じました
――実際にアフレコに参加してみて、いかがでしたか?
野口:最初は、とにかく緊張していました。しかも一番最初に録音したのが、今までやったことがなかった男子高校生の役。他のお話と比べてセリフが少なかったとはいえ、初の試みということでプレッシャーもあったんですが、スタッフのみなさんがすごく褒めてくださって。何か指摘してくださる時も、「今のもとってもよかったんだけど」という言い方をしてくださるので、優しい世界だ…!と感じました。
これは私の想像なんですが、今回のように私1人だけでアフレコさせていただくというのはあまり無いことなのかなと思うんです。私に合わせてくださっているというのをひしひしと感じたので、収録が後半に向かっていくにつれて、配慮していただいたこの環境でしっかりと結果を残さなければ…!という別のプレッシャーが生まれたりもしました(笑)。でも、みなさんのおかげで心穏やかに収録を進めることができて、今は一安心です。
――アフレコで、特に大変だったところは?
野口:第2話と第3話でどちらも“ななしちゃん”の役をやらせていただいたんですけど、差をつけたかったんです。2話の子は明るくて、自由なんだけどしっかり者。「ごめんね」と「ありがとう」がちゃんと言える清楚なギャルみたいな(笑)。それに対して3話の子は、2話の子よりも大人しくて繊細な子というイメージだったんですけど、今振り返ってみると、もっと演じ分けられたかな?と少しだけ惜しい部分もあります。
また、第3話にはナレーションパートがあったんですが、そこを録る時に、映像を見ないでやってみてほしいとご指示いただいたんです。きっと私が感情を入れやすいように言ってくださったと思うんですけど、そのおかげで自分の中でもやりやすくて。それに甘えてはいけないとも思いつつ、しっかりと演じることができました。ストーリー的にも第3話が一番好きだったので、「絶対に噛まないように」と肩の力が入りすぎてしまい、特に難しく感じました。
――それでは最後に、「ななし怪談」新作エピソードの見どころを教えてください!
野口:1期の「ななし怪談」から成長したキャラクターたちが織り成す怪談話は、ちょっと不思議で感動的。1期とは違った要素が感じられるのも魅力的です!そして、どうやら茲くんには何か秘密があるようで…?まだまだ謎が多く、早くも3期を期待しちゃってます(笑)。今回の新作エピソードを見たらみなさんもきっと「どういうこと!?」ってなると思うので、是非ご覧ください!
【おまけ】アフレコ現場の密着レポート
アフレコでは、野口さん1人がブースに入り、スタッフの皆さんに後ろ姿を見守られながら録音が進んでいきます。アフレコは第1話からスタート。最初、スタッフさんにアフレコの経験を聞かれて、そんなに多くはないですと答えた野口さんでしたが、いざアフレコが始まると、堂々たる演技でキャラクターに息を吹き込んでいきます。スタッフさんからも「演技魂がある!」とお褒めの言葉が。ところどころで細かな指示を受けながら、順調にアフレコが進んでいきました。
アフレコ中は、その場でセリフに変更があったり、台本には書かれていないリアクションを追加で録音したりと、臨機応変の対応が必要なことも。そんな場面でも慌てることなく、熱心にスタッフさんの指示に耳を傾けながら1つ1つのセリフを丁寧に演じていく姿がとても頼もしかったです。
インタビューにもあった通り、最初は緊張している雰囲気も感じられましたが、アフレコが進むにつれてどんどん勢いに乗っていきました。アフレコ終盤では、スタッフさんからも「本当に何も言うことがない」「今の演技でも十分よかったけど、あえて違うパターンをお願いするとしたら…」と称賛の嵐で、特にいい演技が出た時は盛り上がっていました。
今回、全5話すべてに出演するという大きな挑戦をした野口さん。8月7日(月)から放送される「ななし怪談」の新エピソードで、その勇姿を必ずチェックしてください!
TVアニメ「ななし怪談」
2023年8月7日(月)~11日(金) 朝7:05-7:25
「おはスタ」(テレビ東京系)内にて放送
放送後は、YouTubeでも視聴可能。公式HPの「エピソード」をチェック!
「ななし怪談」公式HP
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