藤嶌果歩&正源司陽子のお気に入り楽曲は?
――10thシングルの収録曲でお二人のお気に入りの楽曲を聞かせてください。
藤嶌:「ガラス窓が汚れてる」は河田陽菜さんのセンター曲なんですが、いつもふわふわしている河田さんが格好良いんです。けやき坂46だった頃の先輩方をちょっと彷彿とさせるようなところもあったりして、胸にくるものがありました。本当にすてきで、私もたくさんリピートして聞きたい曲です。
――個人PVも収録されますね。正源司さんは「インフルの時に見る夢」というタイトルでした。
正源司:「AIを使ってなりたい自分になってみる」みたいなストーリーです。私は「前世が犬なんじゃないか」と感じることが多いので、ワンちゃんみたいな映像を撮っていただいたり、最近練習しているギターを生かして、「ギターを弾きながら大きなライブ会場で演奏して歌う」という映像を撮っていただいたりと、「もしアイドルになっていなかったら」という世界線がたくさん詰め込まれた映像になっています。
――映像を見た方にどんなことを感じてもらいたいですか?
正源司:おもてなし会の時に私がおひさま(ファン)の皆さまの前でお伝えしたような、「迷ったことがあったら自分の世界に飛び込めばいいんだ」というメッセージも込められているんです。「自分の世界に入り込んで自由に生きていいんだよ」ということが裏テーマになっていると私は捉えています。
――正源司さん自身も、追い詰められるようなことがあると自分の世界に入り込むようなことがあるんですか?
正源司:そうですね。幻想的な世界に自分だけ入り込んだりします。私は音楽が小さい頃から大好きなので、常にイヤホンを付けて好きな音楽を聞いて、その世界線に入り込んで自由に生きることが好きなんです。
藤嶌:疾走感というか、陽子のアクティブな感じと映像が相まって、「正源司陽子ってすごい」と思える作品になっていたなと思います。最新技術のAIを使って、陽子のいろんな姿が見られるところもすごく面白かったです。
藤嶌果歩の歌唱力の高さが話題に「お風呂で練習しただけ」
――藤嶌さんの個人PV「羊たちは夢を語る」は、歌唱力の高さからYouTubeのコメント欄へ多くの反響が集まっていました。
藤嶌:初めて一人で歌を皆さんに披露したので、すごくドキドキしていたんですけれど、歌うことは昔からすごく大好きだったので、こういった形で披露させていただくことができてすごくうれしかったです。
――歌は日向坂46に加入する前から経験があったんですか?
藤嶌:一切経験したことはなくて、おうちで歌ったり、お風呂で歌ったり、カラオケで歌うのが好きだっただけです。なので、こういった機会を作っていただけたことはすごくうれしかったです。
――今回の収録にあたって特別に仕上げたということでもないと?
藤嶌:そうなんです。本当にお風呂で練習しただけでレコーディングという感じだったので、ドキドキだったんですけれど、いろんな方に聞いていただけてすごくうれしいです。今回はメッセージ性の強い曲だったと思うので、また違ったテイストの曲を歌う機会があれば、もっと練習してぜひ歌ってみたいです。
正源司:グループ加入前に、地方に住んでいるメンバー数名でカラオケに行ったことがあるんですが、個人的に藤嶌の歌は頭一つ抜けていて、好きな声だなと感じていました。私は涙腺がもろいので泣きそうになってしまうくらいすてきで、「いつか果歩の歌声が世界に届いたらいいな」と思っていたので、個人PVとして果歩の歌声が皆さまに届くんだと思うとうれしいです。今日の朝も聞いていたくらい本当に好きな曲です。
藤嶌:いつも「果歩の声が好き」と言ってくれるんです。身近にそう言ってくれる人がいると自信になりますし、温かい環境にいられてすごくうれしいです。