“ドラマさながら”の恋愛エピソードを告白「あれはマジでドラマ」
――加瀬は結構大胆なことをしていると思うのですが、上杉さんが大胆なことをしたエピソードはありますか?
結構ある気がする…。バンジージャンプやスカイダイビングはよくやったなと思います。あとは駅のホームから閉まりかけの電車に乗っている子に向かって告白したこともあるんですけど…。
――それはいつ頃ですか?
高校時代です。あれはマジでドラマ。我ながらよくやったなと思います(笑)。好きでしょうがなかったんでしょうね。
――告白の返事はオッケーでしたか?
オッケーじゃなかったです。電車が行っちゃって良かったです。本当に早く立ち去りたかった(笑)。
――加瀬は、かつてプロでも活躍した野球選手という過去があり、葛藤を乗り越え、現在はドライバーとして働いているという役どころです。上杉さんのこれまでの人生の中で「壁を乗り越えたエピソード」はありますか?
壁だらけですが、基本的になんでもやるしかないと思ってやっています。中でも海外留学は、壁を乗り越えたと思う経験でした。オーストラリアに3年間住んでいたのですが、日本人がいない町に住んでいたので、人種的な差別もあったし、言語も分からないし、お金もないから娯楽に手を出せなくて。その3年間は何度も帰りたいと思っていたし、孤独を感じていました。でも、やるしかないし、やってやろうという気持ちで乗り越えました。
――加瀬は野球選手からドライバーへ転身しましたが、上杉さんがもし今のお仕事をしていなかったら、やってみたかった職業はありますか?
建築家です。家を建てたり、建築デザインや家具デザインだったりはずっとやってみたかった職業ですし、建築免許も取りたかったです。今からでも遅くないと思っています。
――今作では、数多くのアート作品が登場します。好きな作家さんや作品はありますか?
建築とか家具もアートだと思うので、僕はル・コルビュジエの作品が好きですし、ルイスポールセンの照明器具なんかもすごく好きです。そんなにアートに詳しいわけではないんですが、写真は好きで結構見ていて、ギイ・ブルダンの写真集は何冊か持っています。日本の絵描きの方たちの作品もすてきで、中瀬萌さんの絵は1枚自宅にあって、好きな画家さんの一人です。
――中瀬さんの作品を好きになったきっかけはなんだったんですか?
知人の紹介で中瀬さんの個展に行った際に作品を見たのがきっかけです。蜜ろうを使ったアートを展開されていて、絵の具とは違った表現や色使いとかがすごくすてきだったので、直感的に引き込まれました。
――今作にもアートが登場しますが、目を引かれたアートはありますか?
僕、まだ梱包された絵しか見れていないんです。僕が撮影のシーンでは全部段ボールに包まれていて(笑)。現場にアート監修の方もいらっしゃる日に僕の撮影がうまく重なったら、すてきな美術館を教えていただきたいなと思っているのですが、今のところアートに全然触れられていなくて。楽しみなんですが、このまま何もないまま終わりそうな気もしていて怖いです(笑)。
――最後に、今後の展開で注目してほしいポイントを教えてください。
これまで、加瀬は瞳子さんに対して不器用な行動をしてきましたが、これからはどんどん言葉にして瞳子さんにアプローチをかけていくので、不器用ながらも頑張る加瀬の姿は見どころです! 瞳子さんがお仕事のことだったり、有栖のことだったり、いろんなことに悩む中で、加瀬が瞳子さんに振り向いてもらうためにどんどんアプローチをかけていきます。
――加瀬は、積極的な性格なのでしょうか?
積極的な人間か消極的な人間かで言ったら、消極的な人間だと思うんですが、自分の手で振り向かせたい、積極的になりたい相手に初めて出会ったのだと思います。加瀬が瞳子さんにだけ積極的になっていく姿を見てください!
「18/40~ふたりなら夢も恋も~」第4話は、8月1日(金)夜10時放送。