永田裕志、最後の公開練習はビーチ女子と「ゼァッ!」
新日本プロレスの永田裕志選手が、7月17日(月)より開幕する「G1 CLIMAX 27」に向けた練習を公開。神奈川・鎌倉由比ガ浜海水浴場で、“ヤングライオン”二人を相手に絶好の仕上がりをアピールした。
新日本プロレスが毎年開催している真夏の祭典「G1 CLIMAX」。夏の短期間にハードなシングルマッチが続くことから、「プロレス界一過酷なリーグ戦」などと称されている大会で、ことしは全20選手が栄冠を目指して出場する。
永田選手は、毎年「G1」開催前にメディアに練習を公開。その奇抜(?)な特訓の様子が話題となり、いつしか「G1前の風物詩」として定着した。そんな中、永田選手は「G1 CLIMAX 27」の出場メンバー発表後、今大会が最後のG1参戦となることを明言。そのため、今回の「最後の公開練習」にも注目が集まっていた。
そんな永田選手が公開練習の舞台に選んだのは、神奈川・鎌倉由比ガ浜海水浴場。7月1日より営業している、新日本プロレスと芸能事務所・アミューズがタッグを組んだ海の家「新日本プロレス×アミューズ THE BEACH HOUSE 真夏のライオンキッチン ~SUMMER G1 AUDITION~」の目の前で、トレーニングを行うこととなった。
練習を前に、永田選手は「G1クライマックスに永田裕志が参戦するのは今回が最後ということで、『もう公開練習の役目は(自分がやらなくても)いいかな』と思ったんですが、『最後なのでぜひ!』という世の中の声がありまして」と、ファンの熱い思いに応える形で公開練習に踏み切ったことを明かす。
その上で、「最後ですけど自分の原点であるレスリングの練習をしようと。でも普通にレスリングをやっても面白くないので、“ビーチレスリング”という形でやれたらと思いまして、元レスリング選手の若手両名(岡倫之選手、北村克哉選手)を引き連れて(やって来ました)。
特に岡はビーチレスリングの元全日本チャンピオンですから、そういう(練習するための)パートナーにも恵まれたので、今回は“ビーチレスリング特訓”という形でやらせていただきたいと思います」(永田選手)と、練習の趣旨を説明した。
晴天にも恵まれ、うだるような暑さの中、3人は勢いよくビーチへ。砂浜をランニングして体をほぐした後は、早速ひざ丈ほどまで海に浸かり、“ビーチレスリング特訓”をスタート。レスリング特有の「差し合い」や「バックの取り合い」といった基本的な動きを繰り返していく。
そして、永田選手は岡選手に「一本背負い」、北村選手に「払い腰」を仕掛ける。その後もアグレッシブに投げ技を連発する永田選手は、二人に得意技「エクスプロイダー」を敢行! 見事な投げっぷりに、ビーチを楽しんでいた人々も思わず見とれていた。
その後は、永田選手がクジラ形の浮き輪に乗って波乗りしようとするなど、特訓はあらぬ方向へ。まさに“ビーチレスリング日和”と言える気候だっただけに、3人は次第にビーチそのものを満喫しているようだった。
練習をひとしきり終えた際、この日の主役である永田選手を差し置いて、北村選手に女性たちが群がるというまさかの事態が。北村選手のド迫力の肉体に触れ、女性陣が盛り上がる中、一同は永田選手の決めぜりふ「1・2・3・ゼァッ!」で練習を締めくくった。
その後、「真夏のライオンキッチン」へやって来た3人は、「灼熱(しゃくねつ)の由比ガ浜でトレーニングの後は、しっかり栄養補給をして、乾杯!」という永田選手の“ご発声”とともに生ビールで乾杯。さらに、店の名物メニュー「葉山庵×新日本プロレス ステーキタイトルマッチ!!」に舌鼓を打ち、至福の時間を堪能した。
続けて行われた取材会では、永田選手が最後のG1に向けた意気込みなどを語る中、岡・北村両選手はステーキに夢中の様子。ついには岡選手が、話している永田選手の隙を突いてこっそりステーキを数きれ食べてしまう場面も。そんな食べ盛り(?)な若手に、永田選手は怒ることなく「食べていいよ」と告げるなど、器の大きさを見せつけた。
7月17日(月)~8月13日(日)
全国各地にて、計19大会開催