戸塚純貴、なにわ男子・道枝駿佑演じる主人公の先輩役で出演決定「すべて笑顔に変えて温かい空間を届けたい」<虹色のチョーク>
戸塚純貴が、8月26日(土)、27日(日)に放送される「24時間テレビ46」(日本テレビ系)内のスペシャルドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」(8月26日[土]夜9時頃放送予定)に出演することが決定した。
“魔法のチョーク”を開発した町工場の奇跡の物語
同作は、小松成美の「虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡」(幻冬舎文庫)を原作にした、社員の大半が知的障がい者というチョーク会社が会社の存続を懸けて新商品の開発に挑む物語。窓に描ける“魔法のチョーク”を開発した町工場の奇跡の実話をドラマ化する。
戸塚純貴がみんなのマスコット的存在に
戸塚が演じるのは、なにわ男子・道枝駿佑が演じる主人公・大森広翔(おおもりひろと)の先輩社員・東村勝也(ひがしむらかつや)、通称・カッチャン。「大日本チョーク」で働く知的障がい者で、工場で働くみんなのマスコット的存在。
自閉スペクトラム症の傾向があり、コミュニケーションがかなり苦手なため、相手の気持ちに関係なく一方的に同じ言葉を何度も何度も繰り返す。“優しい”ことへのこだわりが強く、それが広翔たちの作った新しいチョークを思わぬ方向へ導くことに。
2023年4月期ドラマ「だが、情熱はある」で、オードリー・春日俊彰役を演じ、その役作りと演技への称賛の声が記憶に新しい戸塚。
同作への出演にあたり、「モデルとなった日本理科化学工業株式会社では、皆さん一人一人が真剣に業務に取り組む姿と笑顔溢れる姿がありました。今回演じさせていただく東村勝也・カッチャンはとっても優しい男。カッチャンがいればその場が明るくなる力があります。仕事や生活はトラブルもあればアクシデントもあるけれど、それもすべて笑顔に変えて温かい空間を皆さまに届けられるよう演じ切りたいと思います」と思いを語っている。
「日本でいちばん大切にしたい会社」
モデルとなった「日本理化学工業株式会社」は日本のシェア約70%を占めるチョーク製造販売会社。まだ障がい者雇用が義務化されていなかった1960年に初めて知的障がい者を雇用して以来、一貫して障がい者雇用を推し進め、1975年には神奈川・川崎市に日本初の心身障害者多数雇用モデル工場を設置。2023年現在、91人の社員のうち66人が知的障がい者(障がい者雇用割合約7割)となっている。
製造ラインを知的障がい者だけで稼働できるよう工程にさまざまな工夫を凝らし、「日本でいちばん大切にしたい会社」として、経営と福祉の両方の面で注目されている同社。“粉の飛散が少ないダストレスチョーク”や“窓に描けるキットパス”など、SDGsや地球環境に配慮した商品を生み出し、今も進化を続けている。