俳優の斎藤工が「齊藤工」名義で監督を務めた映画「スイート・マイホーム」のジャパンプレミアが8月3日、都内にて開催。主演の窪田正孝を始め、共演の蓮佛美沙子、奈緒、磯村アメリ、そして齊藤監督が出席した。
「磯村アメリです!6歳です!」「齊藤工、41歳です」にぎやかに始まったジャパンプレミア
2018年に「第13回小説現代長編新人賞」を受賞した注目の女性作家・神津凛子のデビュー作「スイート・マイホーム」を映画化した本作。窪田を主演に迎え、俳優としても活躍する齊藤監督がメガホンを取る。
イベント冒頭、子役の磯村が「磯村アメリです!6歳です!よろしくお願いします!」と元気にあいさつしたのに続いて、齊藤監督は「はい!齊藤工、41歳です。まもなく42歳になります。頑張ります」と笑いを誘う。
さらに「海外で上映を行ってきたんですけど、本当に役者さんたちの素晴らしい表現に、海を越えていろんな心臓を掴んできたこの作品を、故郷・日本で、ジャパンプレミアで皆さんにお届けできることが心からうれしく思います」と本作上映の喜びを語った。
「やさしい監督」「かわいい監督」6歳に褒められた齋藤は穏やかな顔に
また、磯村が齊藤監督を「やさしい監督さんです。かわいい監督さん。格好良く、かわいく混ざった(監督)」と表現すると、一生懸命に話す磯村に齊藤監督は「やさしい監督さんですよね」「かわいい監督さんなんです」と穏やかに相づちを打っていた。
そして、現場での齊藤監督について奈緒は「冬の撮影ですごく寒かったんですよ。(齊藤監督が)めちゃくちゃかわいいニット帽をある日から急に被っていらっしゃって、なんで急に被ってきているんだろうなと思って、『寒いから帽子なんですか』って聞いた」と回顧。
続けて「その現場の助監督さんが、(齊藤監督と)結構背丈が一緒で、後ろ姿がすごい似てたんです。で、みんなから間違われて、声を掛けられて。みんな助監督さんに用があるから『あ、監督か』みたいな感じになって。『それに僕の心がクランクアップまで耐えられそうにないので帽子を被りました』っていうのをおっしゃっていて、それがすごくチャーミングだなと思って、すごく思い出に残っています」と齊藤監督のエピソードを披露し、会場に笑いが巻き起こっていた。
◆取材・文=山田健史