相方の兼近にはよく「眩しい」って言われます
――映画を見て、喧嘩シーンもあり、ハードなシーンが多いなと感じました。
初めてのアクションシーンで松葉杖だったので、なかなか難しかったですね。でも、監督が「本当に初めて?」「筋がすごく良いよ」って褒めてくれたので頑張れました。褒められて伸びるタイプなので。
――そうなんですね。お芝居をやってみて、苦戦した点はありますか?
漫才と「間」が全然違ったところですかね。最初、普通に芝居していたつもりだったんですけど、みんなに「速いよ」って言われて。芸人って、間を埋めるために速くしゃべってるんだなって思いました。
――相方の兼近大樹さんも演技のお仕事が続いていますが、兼近さんからアドバイスをもらったことはありますか?
実は、逆にアドバイスしましたね。
――なんてアドバイスしたんでしょう?
人はやっぱり誰しも、演技しながら生きてるんすよ。こういう自分を見せたいみたいな。それに演技を足しちゃうと、ちょっと大げさになっちゃうから足さなくていいんだよっていう話をしました。そしたら「ありがとうございます」って言ってメモをとっていて…。
――師匠と弟子のような関係なんですね(笑)。
尊敬が半端じゃないんですよ。リスペクトが。よく眩しいって言われますから。
ドームツアーにチャレンジし、賞レースで結果を残したい
――ファッションブランドのプロデュースや楽曲デビューなど、やってないことないのではないかと思うくらい多岐に渡って活躍してらっしゃいますが、今後挑戦してみたいことはありますか?
ドームツアーをやりたいなと思っています。漫才から歌唱まで全部詰め込んだような。それから、漫才、コント、賞レースとかは当然チャレンジしていきたいです。結局そこに立ち戻るというか。
――芸人さんのお話を聞いていると、とにかくテレビに出たい、賞レースで結果を残したいと、目指す先がさまざまかと思います。りんたろー。さんの、今の目標はどこでしょう?
今は、色々ひと通りやらせていただいたので、やっぱり賞レースは頑張りたいなと思っています。今、全国ツアーを回っているんですけど、そこで叩いたネタを賞レースにぶつけたいです。
◆取材・文=於ありさ
「Gメン」
2023年8月25日(金)全国公開公式サイト
https://g-men-movie.com/
【EIXTりんたろー。】
メイク:Maaya(Ari・gate)
スタイリスト:矢羽々さゆり/ローマ字表記 Yahaba Sayuri