NGT48が8月6日、世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2023」(8月4~6日、お台場・青海周辺エリア)のHOT STAGEに登場。8月末でグループを卒業することが決まっている中井りかにとっては、NGT48メンバーとして最後のTIF出演となった。
卒業コンサート翌日にTIF参戦!
今回のNGT48は清司麗菜、中井、西潟茉莉奈、佐藤海里、藤崎未夢、大塚七海、小越春花、川越紗彩、北村優羽、木本優菜、水津菜月、杉本萌の12人で出演。8月5日に新潟県民会館大ホールで行われた「NGT48サマーコンサート2023」で3期研究生からの昇格が発表されたばかりの北村、水津、杉本の3人も元気に参加した。
また、NGT48・中井にとって最後の“TIF”となる今回。前日夜に新潟で卒業コンサート「中井りか卒業コンサート~推し変禁止は絶対命令~」を行った余韻そのままに登場し、まずは中井がセンターを務めた思い出のデビュー曲「青春時計」を爽やかに歌い上げる。そこから「Soft Serve」、フェスイベントでは初披露だという新曲「あのさ、いや別に…」と中井のセンター曲が3連発。
MCでは、豪雨で観客がずぶ濡れになっていることに「大丈夫ですか!?」と心配そうなメンバーたち。一人一人自己紹介した後、シングル表題曲としては「青春時計」以来のセンター曲「あのさ、いや別に…」を披露した感想を聞かれ、中井は「昨日卒業コンサートを新潟でさせていただいて、その時に初披露させていただいたんですけど、外のイベントではこれが初披露。盛り上がっていただけるか不安だったんですけど、皆さんMVで予習してくださったのかな?って思うぐらい掛け声も頂けてうれしかったです」と笑顔を見せた。
そして「世界の人へ」「自然渋滞」「しそうでしないキス」と3曲連続で披露。その後、あらためて最後のTIFへの思いを聞かれると、中井は「今回でアイドルとして最後のTIFになってしまいました。昨年出られなくて、今回やっと出ることができて、TIFの雰囲気ってこんなだったなと思って(笑)。フェスとかたくさんあるんですけど、その中でもTIFはやっぱり特別で、ずっと楽しみにしていたイベントだったので、最後にこうして出ることができて本当にうれしいです。ありがとうございます」と万感の表情で感謝を込めた。
ラストはNGT48にとって初のオリジナル曲である「Maxとき315号」で締めくくった。
4年ぶりに歓声&ジャンプが解禁
「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)」は、お台場で開催される世界最大のアイドルフェス。アイドル戦国時代と称され、アイドルブームが再燃し始めた2010年に、日本初の“アイドルに特化した大規模同時多発的音楽フェス”として、東京・品川でスタートした。
新型コロナウイルスの影響により、2020年は初のフルオンラインフェス、2021年は一部ステージを有観客にしてリアルとオンラインのハイブリッド型で、2022年は3年ぶりに会場全体を有観客にして開催。そして、2023年は4年ぶりに観客による歓声、ジャンプも解禁され、3日間でお台場に約7万500人が来場した。
◆取材・文=伊藤鈴輝