アジアで活躍するマルチタレントのビビアン・スーが台北市観光大使に就任。8月7日に都内で行われた「台北、お久しぶり!観光キャンペーン」記者発表会に登壇した。
日本における台北市の文化、グルメ、特産品等の観光資源に関する魅力ある情報を発信し、台北市のイメージアップ及び観光振興促進のため、台湾出身のビビアンが、台北市政府観光伝播局より台北市観光大使に任命。今後は「久しぶり、台北!」をスローガンに、台北の魅力を広めていく。
台本無視で観光業者による告知タイムを実施
コロナ禍で台湾への渡航が解禁となり、ビビアンは「お久しぶりで~す」と登場。3年の間に新たに作られた新名所をはじめ、「台北は宝探しの雰囲気です。全部紹介できないですが、自分で行って経験した方が良いです」とさまざまなオススメスポットを伝える。
また、「記者会見終わってからすぐにチケットを。エアラインの4社、来てますよね?」と、この日集まった13の観光業者の方に視線を送り、航空会社の関係者にPRを要求。しかし、なぜか「5秒」と制限時間を設け、「もう5秒超えました!」「7秒です」と厳しく仕切っていくビビアン。「すみません、台本通りにいってませんね」と、困惑するMCに頭を下げた。
日本語と、日本語の分からない観光業者向けに北京語も織り交ぜながらトークを展開していたビビアン。「レトロ」という言葉は「今日初めて勉強した」と打ち明け、手の甲に書かれたカンペに何度も確認する一幕も。
自分の会社のために節約させてください
そんな中、ビビアンにも30秒の告知タイムが与えられることに。用意された台北の新名所4カ所の魅力を伝えるもので、台北ミュージックセンターと台北トップオープンバスを紹介。30秒と制限があるはずなのに、またもや台北ミュージックセンターの関係者に5秒の告知タイムを与えてしまった。
さらに、「ちゃんと宣伝したので、ライブやる時の値段は20%OFFで」と、会見中に値切り始めるビビアン。「台湾の人は値段交渉が大好きなんです。19歳で日本に来た時、日本にその文化がなくて恥ずかしい思いをしてきました。でも、彼には値切らせてもらいたい。自分の会社のために節約させてください」と本気の交渉だったことを明かした。
フォトセッションでは、「写真撮った方、全員台湾に来ないとダメです。交換条件です」と笑顔で語りかけるなど、観光大使と早くもフルスロットルの仕事ぶりを見せていた。
バップ
RCAアリオラジャパン
発売日: 1999/05/25