ことし8月にテレビシリーズの放映が終了した「仮面ライダーディケイド」と、平成ライダーシリーズ最新作「仮面ライダーW」がタッグを組んだ映画「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」。「W ビギンズナイト」「ディケイド 完結編」「MOVIE大戦 2010」の3部構成で制作されたこの映画の完成披露試写会が2日、新宿バルト9で行われ、菅田将暉、山本ひかる、板野友美、渋谷飛鳥、井上正大、戸谷公人、田崎竜太監督が登壇した。
「仮面ライダーW」は、2人の主人公が1人のライダーに変身して活躍するという今までにない新しいライダーを描いた作品。「W ビギンズナイト」では、2人が変身するきっかけとなった夜の謎に迫る。また、「ディケイド 完結編」では、気になるところでテレビシリーズ最終回を迎えた「仮面ライダーディケイド」の本当の最終決戦を、「MOVIE大戦」では平成ライダーたちがディケイド、Wと共に戦う姿を描いている。
新型インフルエンザに感染し欠席となった桐山漣(仮面ライダーW)の代わりに、桐山と共に仮面ライダーWを演じる菅田が、桐山の等身大パネルを持って登場した。菅田は「今、漣君は家でインフルエンザ・ドーパント(劇中に登場する怪人の総称)と戦っています」と冗談を言いつつも、映画や撮影時の話を聞かれると「初めての映画で迷惑を掛けることもたくさんあったけれど、みんなに支えられて完成することができました」と、待ちに待った映画の完成に感慨深げな様子。
田崎監督も「お正月をまたいで上映する劇場版は、平成の仮面ライダーでは初めて。みんなの応援のおかげです」と感謝の言葉を述べた。また、「仮面ライダーW」のヒロイン・鳴海亜樹子役の山本ひかるは「この映画はわたしにとって早いクリスマスプレゼント。みんなにもそうなればいいなと思います」と笑顔でコメント。「仮面ライダーディケイド」でディケイド(門矢士)を演じる井上正大も「今回で本当のラスト。ディケイドの集大成なので、何回も見てほしいです」と、ファンへメッセージを寄せた。
全国東映系にて公開中