5月に公開され、これまでで最も熱い仲間たちの絆に多くのファンが泣いた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」が、8月2日から配信開始した。今作は「アベンジャーズ/エンドゲーム」でアベンジャーズの一員となって地球を救った落ちこぼれチーム=ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(以下、GOG)の活躍を描く、三部作の最終章。正直、 “最終章”と聞いて「誰かいなくなるの?」「誰かの命が…?」と悲観的な気持ちになった人もいるかもしれないが、恐れるなかれ。ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)も合流し、最高の決戦を繰り広げてくれる。そこでおなじみのメンバーを紹介しつつ、エモーショナルな見どころを解説する。(以下、ネタバレあり)
“宇宙のならず者たち”による最後の戦い
「VOLUME 3」時点でのGOGメンバーは、地球生まれ、銀河育ちのリーダー、“伝説のスター・ロード”ことピーター・クイル(クリス・プラット)。宇宙一凶暴なアライグマ・ロケット(CV:ブラッドリー・クーパー)、その相棒で「俺はグルート」とだけ話せる動く木のグルート(CV:ビン・ディーゼル)。刑務所からのくされ縁で破壊王のドラックス(デーブ・バウティスタ)。そして第2作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」から仲間になった、サノスの娘で改造人間のネビュラ(カレン・ギラン)、触れた相手の心を読み、操作もできる共感能力の持ち主のマンティス(ポム・クレメンティエフ)の6人。
そして、もう一人、忘れてはならないのが、サノスの娘でネビュラの義理の姉であるガモーラだ。第1作から共に戦い、クイルが愛したガモーラは、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でサノスがソウル・ストーンを手に入れるための代償として殺されてしまった。
その後、「アベンジャーズ/エンドゲーム」でGOGと出会うことなくして生きてきた“別時空のガモーラ”が同じ空間にタイムトラベルしてきたが、彼女はクイルらを知らない。そのため、「VOLUME 3」では行動を共にせず、宇宙海賊ラヴェジャーズの一員になっていた。そのガモーラに、ネビュラが道案内を依頼する。それは、まだ子どもだったロケットをハイスペックのアライグマに改造したオルゴ・コープ社だった。
“賢いアライグマ”ロケットの秘密が明らかに
GOGは、ノーウェアでの穏やかな生活に慣れつつあった。作業をこなし、時折、愛するガモーラを失った虚しさで飲んだくれるクイルを見て心を痛める日々に。そんなある日、突如、黄金のソヴリン人が、ロケットを殺すために空から現れた。彼はオルゴ・コープ社の技術の漏洩を防ぐために、わざわざノーウェアまで飛んできた。その男の名はアダム(ウィル・ポールター)。前作「―リミックス」のラストで出産ポッドから誕生した男だ。
アダムに攻撃されたロケットは重傷を負い、意識を喪失。すると、ロケットが封印していた過去がよみがえってくる。ロケットはごく普通のアライグマの子どもだったが、理想郷を作るためにあらゆる種族を“改良”していたオルゴ・コープ社の暴君に、実験台として脳と体に特殊な装置を移植されたことが明らかになる。
現在のロケットは瀕死の状態だが、体内にキル装置が仕掛けられているため治療ができない。治療をするためにはパスキーが必要だが、ネビュラの能力を持ってしてもコードを特定できず、八方塞がり状態に。激高したクイルとドラックスらを筆頭にメンバーはパスキーを入手するため、直ちにオルゴ・コープ社に向かうことにする。
その際、ネヴュラが独断でラヴェジャーズのガモーラに案内してもらうことを決めたため、クイルは思いがけずガモーラと再会することに。クイルはうれしいやら気まずいやら複雑な心境で、ロケットのために大人しくガモーラに案内してもらう。すると、着いた場所にあったのは、有機体から育ててできた宇宙基地だった。オルゴ・コープ社のトップでマッド・サイエンティストのハイ・エボリューショナリー(チュクーディ・イウジ)は、どこまでも命を冒涜する暴君のようだ。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/guardians-of-the-galaxy-vol-3/
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発売日: 2023/05/04