コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ヒロインの女性・日花里(ひかり)が雪の積もる冬にベランダに出たところ、偶然に出会った人間に化けた男性の猫又と恋に落ちるまでのラブコメで、胸がキュンとする女性の心理描写とギャップのある会話がギャグテイストで面白いと話題の『猫又さんを拾って、恋に落ちるまでの話』をピックアップ。
作者のまえばさんが2023年7月14日にX(旧Twitter)に投稿したところ、8千件を超える「いいね」を獲得し、「仕事で荒んだ心が浄化された」「すごい面白い」など多くの反響が寄せられた。本記事では、まえばさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
大切なものを失くしたショックで泣いてしまう猫又だが…
雪の積もった冬の朝、日花里がベランダに出たところ、猫の耳としっぽをつけた男性の猫又をみつける。猫又は探し物をしているが、一緒に落とし物を探すうちに日花里は猫又に恋心を抱くようになる。ところが思いもかけない場所で猫又の落し物が見つかる。奇しくも、日花里と同じような右目の下に黒子がある美人の女性と猫又が寄り添う写真が収められたネックレスだった。日花里は別れ際に潔く言葉をかけるものの失恋に傷心するが…。
ギャグの要素がふんだんに盛り込まれたラブコメディのストーリーだが、ラストまで揺れる女性の恋心が描写されており、男女のこれからの進展にX(旧Twitter)上では「2人はどんな仲になっていくのか…」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。
「シリアスになりすぎないよう意識」作者・まえばさんが語る創作の裏側とこだわり
――『猫又さんを拾って、恋に落ちるまでの話』のストーリーはどのようにして生まれたのでしょうか?
種族の違うふたりが、文化や感覚の違い・過去などを理解し合いながら恋愛関係になっていく話を描きたくて、このストーリーになりました。
――ギャグの要素も盛り込まれていますが、日花里と猫又の会話や心理のギャップはどのようにして生まれたのでしょうか。
ヒーロー・ヒロイン両者の失恋を描くので、シリアスになりすぎないよう意識しています。
――本作で、まえばさんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。
猫の雪だるまを作るシーンです。
――本作を書く上でこだわっている点がありましたら教えてください。
ヒーローが猫又なので、猫っぽい性格や行動に描くようにしています。
――日花里と猫又の今後の見どころや注目してほしい点についてお聞かせください。
猫又側の心理の変化を見ていただきたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
「猫又さんと不器用な恋」をお読みいただきありがとうございます。もうすこし時間は掛かりますが、必ず両思いになるふたりをのんびりと見守っていただけると嬉しいです。