ほのぼの青春ストーリー…だけじゃない!本格アクションの一面も
そんな穏やかな空気を一変させるのが、謎の配達員“フランク”の存在だ。何者かの指示を受け、“超能力者”たちを次々に始末していくフランク。演じるリュ・スンボムは「ベルリンファイル」(2013年)や「潜入」(2021年)などアクションにも定評のある個性派映画俳優。フランクと、かつては工作員だった“超能力者”たちが繰り広げるアクション対決が第1話から描かれるが、そのどれもがすさまじく迫力満点で、本作の圧倒的な見どころの一つになっている。
フランクとその背後にある得体の知れない存在に神経を研ぎ澄ます親たち。2話以降は、不安に苛まれ子供たちの身を案じる親たちのストーリーも丁寧に描かれていく。
また、ドラマオリジナルキャラクター、ボンソクたちが通うスクールバスの運転手チョン・ケドにも秘密が…。人気バラエティー「見習い社長の営業日誌」でチョ・インソンとタッグを組むチャ・テヒョンが“イナズママン”に扮(ふん)し、コミカルな演技を披露している。
スタッフ陣も超豪華
第1話から早速、爽やかな青春ストーリーと心温まるホームドラマ、そして息もつかせぬ本格アクションの片鱗をのぞかせる「ムービング」。ディズニープラスオリジナル韓国ドラマ「キミと僕の警察学校」などを手掛けたSTUDIO&NEWに、「キングダム2」など超大作を手掛けるパク・インジェ監督と、スタッフ陣も超豪華だ。
制作発表会見でパク・インジェ監督が「ギフトセットのようなドラマ」と語ったが、それも納得の盛りだくさんぶり。ボンソクが天井に寝ているシーンをはじめ創意工夫に富んだ超能力描写も楽しい、今年最注目の個性派ドラマとなりそうだ。
「ムービング」はディズニープラス「スター」にて第7話まで配信済み、8話以降は毎週水曜2話ずつ配信。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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