ガンプラを作るためにリコと浅井が“共闘”
じゃんけん大会の開催が決まり、浅井は願掛けをしに再度矢島模型店を訪れる。すると、そこにはリコの姿が。2人の事情を知っているやっさんは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する「ガンダム エアリアル」のプラモデルを勧める。
「ガンダム エアリアル」は、主人公たちが通う学校での学生同士の戦闘の際に着用されたモビルスーツで、やっさんと従業員のアオも初めて目にするものだった。そしてやっさんは「明日は決闘だが、今日は共闘だ」と声をかけ、リコと浅井は一緒に作業をすることに――。
柄を転写する技法「インモールド成型」、粘着面にも印刷を施した「ダブルサイドシール」など、ガンプラの新しい技術にリコ、やっさん、アオの3人は声を上げて感動する。それを見た浅井は「そんな大げさな」と水を差し、やっさんは拗ねて出て行ってしまう。
リコと2人きりになった浅井は、「何でじゃんけんに乗ったんだよ」とリコに尋ねる。社長でいる方が目立てるという浅井に、リコは「開発は真司だし、デザインは熊本さんだし、お金のことは後田さんだし、それを仕切ってくれてるのは浅井だし」「私は全然偉くない」と明かす。そして目立ちたいわけではなく、戦いとしてじゃんけんには負けたくないと語った。
その後リコと浅井が共闘したプラモデルがついに完成。劇中さながらの姿を前に、「浅井、明日は負けないよ」とリコは言い放つのであった。
じゃんけん大会後に浅井が本音を明かす
翌日、ドリクレの社長交代を懸けたじゃんけん大会が開催されたが、その結果リコが勝ち、社長を続投することになった。あっけらかんとした浅井の姿を見て「わざと負けたの?」と尋ねるリコに、浅井は本音を語り始める。
もともとは社長がやりたいのではなく、周りが驚くような大きいことをやりたくて起業したことを思い出したという浅井。ドリクレの在り方についても、リコがモビルスーツで自分が操縦者だと例え、「このままリコっていうモビルスーツに乗ってた方が、でっかいことがやれそうだ」と、想いの内をリコに伝えた。
その後ライバル会社の社長、中野にも「うちの社長、やっぱ可能性の獣かもしれないです」と、改めてリコについていく決意を語るのだった。
浅井とリコの関係性がより強固なものとなった同話。ドリクレはユニコーン企業として見事な成長を遂げることができるのだろうか。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
Happinet
発売日: 2022/12/02