自分の選択が間違ってなかったと思えるように
――白岩さんが学生時代に熱中した事は何ですか?
中学の時はずっとサッカー漬けでしたね。学校からそのままサッカーのクラブチームに行って練習して、夜中に帰ってきてまた朝学校へ…みたいな暮らしが小学生の時から8年ぐらい続きました。でもある時、「もういいや」って思っちゃって…。みんなが遊んでいるのを見ると、羨ましくなっちゃって、自分はサッカークラブに向かう電車の中で太ももを机がわりにして宿題をやっていて、こんなに頑張る必要あるかな…て思ったりして(苦笑)。
そんな時にちょうど、こういう世界(芸能界)に興味が出てきたり、みんなと同じように“青春”したいなと思うようになって、サッカーをやめて、高校時代は遊んでいたというか、“青春”に時間を注いでいましたね。その時の友達とは今でも交流があって僕の支えになっています。
もちろん、サッカーの8年間も決してムダではなかったけど、もしあのままサッカーを続けていたら、その時の友達に出会う事も無かったかもしれないし、今ここに座ってインタビューを受けている自分は居ないかもしれない。1つ1つの選択が自分を変えていくと思いますが、それが正しかったのかは、誰にも分らないじゃないですか。だから、自分の選択が間違ってなかったと思えるようにしていきたいと思って日々過ごしています。
――白岩さんはどんな高校生だったのですか?
あまり目立たなかったです。なので、そんなに思い出が無いんですけど(笑)。そんな中でも1番の思い出は、1年生の時の文化祭で演劇をやった事ですね。「ピーターパン」をクラスの出し物としてやったんですけど、いつの間にか僕が主役のピーターパンになっていて(笑)。 (空から来る設定のため)教室の上の窓から登場したりとか、今思えば恥ずかしいんですけど、みんなで考えて作って…っていうのが楽しかったですね。結果、優勝もできました。
――では最後にメッチャベタな質問を。白岩さんが「夜が明けたら、いちばんに会いにいきたい人」は誰ですか?
今ですか!? 今日の夜が明けたら…。うーん、居ないですね(笑)。地球が終わってしまうとかなら…家族や友達、って面白くないもんなぁ(笑)。メンバーは今、家族より会っていますからね。夜が明けても日中もずっと会っているから、もう(これ以上会わなくても)大丈夫です(笑)。
◆取材/文=鳥居美保
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく
絶賛上映中
出演:白岩瑠姫(JO1) 久間田琳加
箭内夢菜 吉田ウーロン太 今井隆文/上杉柊平 鶴田真由
監督:酒井麻衣
原作:汐見夏衛「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」(スターツ出版 刊)
脚本:イ・ナウォン 酒井麻衣
音楽:横山克 濱田菜月 主題歌:JO1「Gradation」(LAPONE Entertainment)
製作:『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会 制作プロダクショ
ン:C&Iエンタテインメント、アスミック・エース
配給:アスミック・エース
(C)2023『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会
【STORY】
無彩色で息苦しいこの世界。救い出してくれたのは、“私を嫌い”な君でした。マスクが手放せず、周囲の空気ばかり読んでしまう「優等生」の茜。自由奔放で絵を描くことを愛する、銀髪のクラスメイト・青磁。
何もかもが自分とは正反対の青磁のことが苦手な茜だったが、彼が描く絵と、まっすぐな性格に惹かれ、茜の世界はカラフルに色づきはじめる。次第に距離を縮めていくふたりの過去がやがて重なりあい、初めて誰にも言えなかった想いがあふれ出す。
LAPONE ENTERTAINMENT
発売日: 2023/09/20