カレーを食べながら視線を絡め合う2人
カレーを食べた瀬ヶ崎は「ソース」と一言言って、葉に手を差し出す。葉はソースに手を伸ばすが、ギリギリ届かずに、立ってソースをとってあげる。瀬ヶ崎はその様子を満足気にほほ笑みながら見ていて、ニコニコしながらソースを受け取る。
黙々とカレーを食べ続ける2人だが、その視線は絡み合うようで、悩ましげな空気が流れる。
食後にシンクで葉が食器を洗おうとすると、瀬ヶ崎がやってくる。葉は「待って、洗い物」と言うが、瀬ヶ崎は「待たない」と言って葉に強引にキスするのだった。
瀬ヶ崎は言葉こそ横柄で言葉数も少ないが、葉のことを構いたくてしょうがない気持ちがにじみ出ていてキュンとさせられる。カレーを食べながら無言のうちに絡み合う視線は、見ているだけでもドキドキさせられ、心拍数が上がった。
◆構成・文=牧島史佳
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