夫のDVから逃げたい…サンウンのもとに届いた突然の報せ
同話ではジュランを主軸にしたストーリーに加え、本作のメイン人物であるサンウンのストーリーも描かれた。妊娠5カ月となる彼女は決して裕福とは言えない生活の中で、夫のユンボムから激しいDV(家庭内暴力)に悩まされていた。
そんなある日、サンウンはユンボムの運転で地方にある実家に向かうのだが、ユンボムが実際に向かったのはサンウンの実家ではなく、なぜかジュランの家であった。後部座席には大きな鞄を積んでおり、運転中にユンボムは「いくらになるかな?あのバッグに5万ウォン札を詰めたらさ」という言葉をサンウンに言い放つ――。
その夜、2人で向かったはずの実家に着いたのは、雨でずぶ濡れになったサンウン1人のみ。彼女は浮かない表情でシャワーを浴びた後、そのまま疲れきった様子で母親の横で眠りについた。そして翌朝、帰ろうとするサンウンの携帯に1本の電話が入る。その内容は、「ユンボムが死んだ」という報せであった。
ジュランとサンウンの関連性を考察
正反対の生活を送る2人の女性がメインで描かれ、それぞれの物語が大きく動き出した第1話。ジュランの姉やユンボムの死因、そして庭に埋められていた“モノ”の正体など、様々な伏線が散りばめられているが、中でも特に気になるのは“今後ジュランとサンウンはどのようにつながるのか”という点だ。
ここで考えられるのは、ジュランの夫・ジェホと、サンウンの夫・ユンボムの関係性。同話ではユンボムがジェホに電話をかけ、意味深に「私は誤解をとくために、そして院長は頭を冷やすために夜釣りに行きません?」と誘うシーンがある。
そしてその後もユンボムが“バッグに大金を入れたらいくらになるのか”という発言をしていたことからも、ユンボムはジェホに関する何かしらの秘密を握っており、それをネタにジェホをゆすっていたと思われる。そのことがユンボムの“突然の死”にも関係し、それぞれの妻である2人が出会っていくのではないだろうか。
まだまだ謎は深まるばかりだが、物語が進むにつれ、少しずつ伏線が回収されていくのかもしれない。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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