俳優の松下洸平が8月23日、都内で行われたTVerオリジナルドラマ「潜入捜査官 松下洸平」披露試写会に出席。役としてTBS系「ラヴィット！」に出演した際の裏話を明かした。
本作は、民放公式テレビ配信サービスであるTVer初のオリジナルドラマとして、在京民放5局が制作協力として参画。フジテレビ「全力！脱力タイムズ」や日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」など、各局の大人気バラエティ番組が局の垣根を超えて1つのドラマに登場するという、TVerにしかできない制作方法をとっている。芸歴15年の松下が実は警視庁の潜入捜査官で、とある大物俳優の疑惑解明のために任務として芸能界に潜入し捜査をしていた…という設定で繰り広げられる異色のサスペンスコメディだ。
松下洸平、「ラヴィット！」出演時に演技で川島明を睨む
本作出演のオファーを聞いたときの気持ちを松下は「びっくりしました。映像での主演作は本作が初めてになるので、そのタイトルがまさかの『潜入捜査官 松下洸平』だというので、すごく衝撃的なタイトルだなと思いました」と告白。誰もやったことがない企画ということで、松下は「企画をうかがってすごくワクワクしました」と口にし「役作りはなかったです(笑)」と笑顔を見せた。
芝居をしながら数々のバラエティ番組に出演した松下は「楽しみながら参加させていただきつつも任務もちゃんとあるので、普段レギュラーで出てらっしゃるみなさんの邪魔にならないようにこっそりずっと芝居をしていました」とコメント。その中でも松下は「ラヴィット！」に出演したときのことを挙げ「『ラヴィット！』さんは生放送なので、生放送であることを逆手に取りました。僕がお芝居したのも全部放送されるわけじゃないですか。思い切りやっちゃおう！ と思って。実際に生放送をご覧になっていただいた方はわかると思うんですけど、僕めちゃくちゃ川島(明)さんのこと睨んでるんですよ。僕は役として出てるので」と明かした。
その上で松下は「やりすぎちゃったみたいで、この作品が解禁される前だったのでSNSで『松下洸平がすごく川島さんを睨んでる』って(いう声があった)」と笑い「そのときのTVerさんの『ラヴィット！』の見逃し配信のサムネイルが、僕がすごい川島さんのことを睨んでるものでした(笑)」と告白。なぜ川島のことを睨んでいるかは、本作を見ることで答え合わせができる、と説明していた。
松下洸平、佐藤浩市との共演は「貴重な体験」
佐藤浩市とは初共演ということで、松下は「たくさんのことを教えていただきました」と回顧。続けて「今作で浩市さんも浩市さん役で出てらっしゃいますけど、本当に映像の中の浩市さんのまま。優しいですし、何か相談したくなってしまうような…すごく大きな器で受け止めてくださいました」と感謝を言葉にし「目を見て芝居をしていると、言葉がなくてももらえるものがたくさんありました。すごく貴重な体験をさせていただきました」としみじみ語った。
◆取材・文＝山田果奈映
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