コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は「奇々常々ー狐狗狸町の奇妙な日常ー」などを描いている漫画家のジョン尾崎さんの『謝罪配信のアレ』をピックアップ。X(旧Twitter)で6月20日に投稿された本作には、1.4万を超える「いいね」と「どうしてそんなに天才なの?」「これは人気でるよなあ」など沢山の反響コメントが集まっている。同作の見どころと、作者のジョン尾崎さんへのインタビューをお送りする。
視聴者がコミュに入り直したくなるイケメンの正体
顔出し配信で人気のかわいらしい女の子。物語は、そんな配信者の女の子が謝罪配信をしているところから物語は始まる。ことの発端は、プライベートでカラオケに行った際に撮られてしまった謎のイケメンと、配信者の女の子のツーショット。この写真について、視聴者からは沢山の批判のコメントが寄せられていた。
疲れ切った表情をしながらも、女の子は素直に「これは間違いなく事実です…」と認めてしまう。その発言を聞いた視聴者からは「コミュ抜けます」「否定しないのか」「終わったな」などのコメントが寄せられ、配信は物々しい雰囲気となっていく。
そんな空気を感じた女の子は、意を決した表情で「本人も呼んで成り行きを説明します」と言い始めて、写真に写っていたイケメンが登場する。まさかの開き直った行動に、「オイオイ」「信じていたのに」「マジかよ」「じゃあな」と視聴者は動揺し始める。しかし「どもす」と雑な挨拶をした人物の正体が明かされると、視聴者からは驚きの反応が…。
色んなパターンの面白さを追求したいという思いから本作は生まれた
――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
よくある漫画の展開として、異性と一緒に居るところを見られて恋人だと噂されたけど「あれは弟だよ!」みたいなオチはよくあるので
あえて同性の「姉妹」だとしたら面白いかな、だとしたら男性に間違えられる容姿なんだろうな。というところからスタートした感じですね。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
それはもう、お姉さんの存在です。もともと「お兄さんみたいな見た目のお姉さん」が好きなので。お兄さんみたいなお姉さんの良さを感じて欲しいです。
――お姉さんはかなりパンクなスタイルですが、元々はなにをやっていた人なのでしょうか。
ロックバンドとかやってるんじゃないでしょうか、ドラムのイメージがあります。
――「くそ人気出た」ということですが、最後のコマを見るにお姉さんはそこまでゲームが得意ではないのでしょうか。
前述のとおり、音楽活動とかに取り組んでいて、かつ夜の遊びと言えばカラオケ!みたいな人なので、スマホゲーとかもあんまりやったこと無いんじゃないでしょうか。体が動いちゃうあたりも含めて、子供のころから変わってないと思います。
――妹さんは通常からゲーム配信だったのでしょうか。それとも、お姉さんを配信に加えるために方針転換をしましたか。
もともとゲームが好きで、ある程度なんでもやるタイプの配信者だと思います。今後は、お姉さんでも出来る感じの二人で協力するゲームとかに転換していくことになるんじゃないでしょうか。実際作中にやってるのは多分、亀の甲羅投げるタイプのレースゲームです。
――今後の展望や目標をお教えください。
とにかく色んなパターンの面白さを追求していきたいので色々な志向を持ってる人がたくさん集まる場所が作れたら楽しいなと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも本当にありがとうございます、皆さんのおかげで楽しく続けられています!これからもジョン尾崎くんのことをよろしくおねがいします!