2023年3月に発売されたリパッケージアルバム『Ay-Yo』が、米・ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で通算5作目となるTOP15入りし、歴代のK-POPアーティストとしてBTSに次ぐ2番目の快挙を達成するなど、世界中で人気を集める9人組グローバルボーイズグループ・NCT 127。2016年7月7日にデビューし、7周年を迎えた彼らの成功と軌跡を振り返るオリジナルドキュメンタリーシリーズ「NCT 127: The Lost Boys」が、8月30日(水)に配信される。2週連続で2話ずつ配信・全4話の同シリーズでは、各メンバーのバックグラウンドや幼少期にフォーカスを当て、これまでのライブ映像や独占インタビューなどを交えて、彼らが歩んできた道筋を映し出した内容となっている。配信に先駆けて、NCT 127とはどんなグループなのかあらためて紹介する。
世界中を熱狂させるNCT 127とは?
東方神起、EXOらを輩出した韓国の芸能事務所「SMエンターテインメント」で、2016年に結成されたグローバルボーイズグループ・NCT。NCTとは「ネオ・カルチャー・テクノロジー(Neo Culture Technology)」を意味しており、開放と拡張をグループテーマに掲げ、活動グループの枠やメンバーの人数に制限がない新たな概念を持って始動した気鋭の集団だ。
韓国、日本、アメリカ、カナダ、中国など、多国籍なメンバーが所属しており、その中から派生した4つのユニットでグローバルな活動を行っている。そのユニットの1つが「NCT 127」だ。グループ名の「127」は韓国の首都・ソウルの経度(東経127度線)に由来し、ソウルから全世界へ展開していくという意味が込められた。
現在「NCT 127」で活動しているメンバーは、最年長でメインボーカルのテイル、アメリカ出身でマルチな才能を持つジャニー、リーダーのテヨン、グループ唯一の日本人メンバー・ユウタ、2017年にグループに加入したメインボーカル・ドヨン、韓国の音楽番組のMCを務めた経験を持つメインボーカル・ジェヒョン、2018年に加入したボーカル、ダンサーのジョンウ、カナダ出身のメインラッパーでメインダンサー・マーク、「NCT DREAM」と兼任する最年少メンバー・ヘチャン。彼らは“イリチル”の愛称(127をハングル読み)で親しまれ、韓国のみならず世界中のファンを魅了し続けている。
多国籍メンバーが集結した、超大型新人グループ
超大型新人グループとして、2016年に1stミニアルバム『NCT #127』でデビュー。今では常に音楽チャート上位に君臨するビッググループとして、輝かしい功績が目立つようになったが、競争率の高い韓国の音楽番組で初めて1位を獲得したのはデビューから約1年後に発売した3rdミニアルバムのタイトル曲「CherryBomb」(2017年)だった。ヒップホップとアートカルチャーが融合されたような世界観と中毒性の高いダンスパフォーマンスが印象的の楽曲で、メンバーたちのラップとボーカルのハイスペックさが際立つメロディーはたちまち大ヒットした。
また、同年の11月には初の日本単独イベント「NCT 127 JAPAN Showcase Tour “chain”」を開催し、2018年5月には1stシングル「Chain」で日本デビュー。瞬く間に日本での知名度もぐんと上がっていった。
多国籍なメンバーが所属する一方で、大阪出身の日本人メンバー・ユウタ(中本悠太)は日本のファンにとって大きな存在だろう。10代で単身渡韓したユウタは昨今、日本でも映画「HiGH&LOW THE WORST X」(2022年)や連続ドラマ「クールドジ男子」(2023年、テレビ東京系)に出演するなど、俳優として活動の幅を広げていることでも注目されている。そんな彼のInstagramのフォロワー数は965万人(2023年8月25日現在)で、日本人男性では1位を誇っており、世界から熱い視線が送られている日本人男性といえる。
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