俳優の高橋文哉が8月28日、都内で行われた映画「交換ウソ日記」大感謝祭舞台あいさつに登壇。ロングラン上映に感謝の思いを口にした。
櫻いいよ氏による青春小説を実写映画化した本作は、勘違いから始まった交換日記を軸に繰り広げられる、切ないすれ違いラブストーリー。恋愛映画初主演となる高橋、恋愛映画ヒロイン初挑戦の桜田ひよりの他、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生らが出演。7月7日の全国公開から1カ月半を迎える中、夏休み中の学生を中心に幅広い客層からの熱い支持を得ており、満足度は97.4%と高数値を獲得している(7月7日~27日、鑑賞者アンケート(株)MSS調べ)。
「高橋文哉の演技が好きだ!」を見つけるも…
公開から約2カ月が経過しての舞台あいさつに、高橋は「またこうして皆さんとお会いしてっていうのがまだあると思っていなかったので、お聞きした時はすごくうれしかったですね」と笑顔。
「だって、公開したの七夕ですよ? いつまでこの映画が映画館で上映してもらえるのかなっていうのが気にはなっていたので、本当に皆さんのおかげなので、こうしてロングランという形で8月末まで公開して、舞台あいさつもできているのが本当にありがたいなと思います」と感謝した。
本作は、学生だけではなく、大人女子や男性など幅広い人に見られており、SNSなどで見られる反響の大きさも話題に。そのメッセージの一部をパネルにして、高橋の背後に飾られた。
高橋は、さまざまな意見を眺めながら「高橋文哉の演技が好きだ!」という文字に注目。褒められたことに喜びながらも、「これだけ赤文字になってない…?」と他のメッセージは赤文字で強調されているのに、このメッセージが青一色なことに疑問を持つ。さらに、パネルの真ん中に表記されていることから、「僕が立ったら見えなくなる。計算されてますね(笑)」と不満を漏らし、会場を笑いに包んだ。
「でも、SNSなどで僕自身も感想を見たり、知人や家族からの言葉が、本当に僕らキャストもそうですけど、スタッフの皆さんがこの作品から伝えたい思いみたいなものとか、懐かしさを感じてもらったりとかっていうのをしっかりと皆さんが受け取ってくれて、しっかり感想としてお話ししていただけている、本当に届けたいものを届けられたんだなっていう思いにつながっているなと思いました」と、SNSを通じて伝わってくる反響から、見た人の思いを受け取ったという。
また、「男ながらキュンキュンしました」という文字を見つけると、「メンズもキュンキュンするらしくて。僕の地元の友達とかも、『なんか一瞬、文哉ってこと忘れそうになるくらいキュンキュンしたよ』って言われて。男友達だけで5人くらいで見に行ったらしくて、言ってくれれば一緒に行くのにって(笑)」と、友人とのエピソードもうれしそうに語った。
自分の中でも一つ大きなキーになった作品
最後に、高橋は「僕自身、恋愛映画初出演っていうのを務めさせていただいて、決まった時から撮影中も含め、すごく不安が大きかったりした部分もありました。この瀬戸山っていう役がすごく魅力的で、原作もすごくすてきなので、それを自分がどう作るかみたいなものを考えながらお芝居していく中で、いざ公開してこれだけの反響を頂いてっていうのは本当にありがたいなと思います。また、こうして瀬戸山みたいな役とも向き合っていきたいですし、自分の中でも一つ大きなキーになった作品かなと思いますね」と、作品への思いを吐露。
「七夕に公開した映画がこうしてまた8月末に舞台あいさつをさせていただいて、こうして僕が今ここに立てている。すごくうれしいことだと思います。本当に皆さまのありがたい声と応援と反響のおかげだと思っております。まだまだ楽しんでいただいて、『今年の夏は交換ウソ日記の舞台あいさつに行ったなぁ』とか、『交換ウソ日記たくさん見たなぁ』というふうに、来年も再来年もその先もずっと 思い出してくれたらうれしいなと思います。本日はありがとうございました」とあいさつして、イベントを締めくくった。
スターツ出版
発売日: 2023/06/28