シンガーソングライターのオーイシマサヨシが8月25日~27日にさいたまスーパーアリーナで開催されたアニソンの祭典「Animelo Summer Live 2023 -AXEL-」Day3に大トリとして出演。5曲を披露し、3日間のイベントを締めくくった。
「今年はオーイシマサヨシ改めオートリマサヨシです!」
オーイシはステージに登場すると「皆さん、今年はオーイシマサヨシ改めオートリマサヨシです!最高のギフトをおとどけしましょう!」と会場に呼びかけ、TVアニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」OPテーマ「ギフト」を披露。本楽曲では、2018年のオーイシマサヨシのシングル「オトモダチフィルム」のMVに出演をしていたモデルのウーリャもダンサーとして参加し、共にパフォーマンスを行った。
歌唱後、ウーリャらダンサー陣に感謝を述べ、MCパートへ。「改めまして、アニソン界のおしゃべりクソメガネこと、オーイシマサヨシです。会いたかったぜアニサマ!」と挨拶。観客席からは、オーイシのライブで恒例となっている「帰れー!」というヤジが飛ぶと、「それ声援じゃないからね。罵詈雑言っていうねん」とツッコミ、笑いを誘った。
続けて、オーイシのギターが登場。ギターパフォーマンスでひとしきり会場を沸かせた後、「オーイシマサヨシのアニサマは8年前、この曲から始まりました」という言葉から、「月刊少女野崎くん」OPテーマ「君じゃなきゃダメみたい」を披露。曲名を紹介する際には「『君じゃなきゃダメみたい』、NO NO!『アニサマじゃなきゃダメみたい』!」とコールし、サビの歌詞も「アニサマじゃなきゃダメみたい」と言い換えた特別版を演奏した。
「40代でも夢叶うぞ!」
オーイシのアニソンシンガーとしての原点ともいえる楽曲で大いに盛り上がる会場に「まだ体力残っている感じですね」と嬉しそうに話すと、「まだ皆さんのこと煽り倒していいってことですか?」と投げかけ。歓声を上げる客席に向けて「皆とアクセルべた踏みできる曲って何だろうって考えました」「コール&レスポンスのある曲やなって」「それで最近僕コーレス満載の曲書いたなと思って」と次の楽曲を示唆。
観客の期待が高まるなか、テレビアニメ「【推しの子】」より、オーイシが制作したキャラクターソング「サインはB」の仮歌バージョンを披露。劇中のキャラクターのダンスを完コピしたパフォーマンスを行った。本楽曲には観客がコール&レスポンスで参加できる箇所が随所に散りばめられており、客席のボルテージは最高潮に。特に「うりゃおい」コールでは会場中から地鳴りのような掛け声が発せられた。
その後のMCで「自分のこと話していいですか」と切り出すオーイシ。すると「俺43歳やねん。43歳でアニサマの大トリ射止めました。40代でも夢叶うぞ!」と喜びを爆発させた。
続けて、「10年前は何度も音楽やめようと思った」「でも、8年前にアニソンに出会って、音楽続けようかなって思った」と過去を振り返ると、観客からは「ありがとう!」という歓声が。冒頭のヤジとは打って変わった温かな言葉に、「涙腺来るから。オーナキ(大泣き)マサヨシになってまう」と目を潤ませる一幕も見られた。
そして、「ここに立ってもう一つ夢ができました」と話し、「今度はさいたまスーパーアリーナでワンマンやりたいよね」と意思表明。「俺、皆のことネットの友達だとおもってるから。集合かけたらくるように!」と呼びかけた。