ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出 、劇団ナイロン100℃作品が「衛星劇場」にてテレビ初放送 松下洸平ら出演の過去作も放送
CS放送「衛星劇場」で、 2023年に上演された舞台『ナイロン100°C 48th SESSION「Don‘t freak out」』を9月30日(土)に、2018年に上演された『ナイロン100°C 45th SESSION「百年の秘密」』を9月16日(土)にテレビで初放送することが決定した。また、両作品の演出を担当するケラリーノ・サンドロヴィッチからのメッセージも到着した。
ナイロン100°C 48th SESSION「Don't freak out」あらすじ
大正か昭和初期か判然としない時代、姉のくも(村岡希美)と妹のあめ(松永玲子)は脳病院を営む天房家の住込みで働く。天房家の当主は、長男の征太郎(みのすけ)から、いつしか次男の茂次郎(岩谷健司)に変わっていた。茂次郎の妻・雅代(安澤千草)は、かつては征太郎の妻であり、征太郎との娘・颯子(松本まりか)、茂次郎との息子・清(新谷真弓)は共に暮らしている。複雑さといびつな闇を抱える天房家の秘密を把握するくもとあめの姉妹にも、また、逃れられない影と因縁があった。颯子の婚約者・ソネ(尾上寛之)や、昔馴染みの警官・カブラギ(藤田秀世)、葬儀屋のクグツ(入江雅人)など、屋敷に出入りする人々も絡み合い不気味な闇が浮き上がる。
ナイロン100°C 45th SESSION「百年の秘密」あらすじ
ずっとずっと昔の良き時代。狼に襲われた少年を救い上げた伝説を持つ楡の木を、取り囲むように建てられたベイカー家の館。ここに住むのは楡の木に助けられた少年の息子で、今は銀行家のウィリアム(廣川三憲)。妻のパオラ(松永玲子)、息子のエース(大倉孝二)と娘のティルダ(犬山イヌコ)と暮らしている。
ベイカー家の向かいには、弁護士のブラックウッド(山西惇)が館を構え、たびたび仕事で訪れる。エースの親友カレル(萩原聖人)や、ティルダの同級生チャド(みのすけ)とリーザロッテ(村岡希美)もやってきて、メイドのメアリー(長田奈麻)はその世話にてんてこまい。そして12歳の冬、ティルダは転校生のコナ(峯村リエ)と出会い、彼女と親友になった。その後、ブラックウッドと結婚したティルダは息子フリッツ(泉澤祐希)を産み、カレルと結婚したコナは娘ポニー(伊藤梨沙子)を産む。二人の付き合いは家族ぐるみで続くが、ベイカー家をめぐる秘密は増殖し、次第に二人の人生に暗い影を落とす。
また、2021年に東京・シアタークリエで上演された松下洸平、 生駒里奈、 岡本健一ら出演の「 カメレオンズ・リップ」(9月2日[土]夜7:45~)など、過去作4作品も放送される。