コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、平田トウエイさんの漫画「アパートに住み着く怨霊が結構優しい話」は7月14日にSNSにアップされて4000件以上のいいねが付いた作品だ。同作には「めっちゃこの霊すき」「サンキューゴースト」「医“霊”従事者ってこと?」など多数のコメントが寄せられている。
超格安有料物件には、恐怖?の先住者が
主人公は不動産屋に貼られていた「駅徒歩1分日当たり良好家具家電付きネット代無料家賃2万円」という超優良物件を発見。安さに若干の疑問を抱きつつも入居すると…そこは案の定の“いわくつき”だった。
「今日もコンビニ飯か」と1人寂しく夕飯を食べていると、背後から「ヒタ…ヒタ…」となにかが忍び寄る気配。そう、この部屋は“出る”部屋だったのだ。歯をむき出しにした恐ろしい形相の霊は肩越しのすぐ後ろで主人公を覗き込んでいる…。
そして、突如霊が叫ぶ。「ヤアアアサイガ足リテナイヨネ?」と恐怖の絶叫かと思いきや、その内容は家族のように健康を気遣う言葉だ。そしてサラダとドレッシングを差し出すなど、驚くほどの親切を焼いてくれている。しかしある日、主人公は寝ているときに異常なほどの寒気を感じていた。そこに足元から忍び寄る霊。ついに牙をむいたかと、弱っている主人公は恐怖の声を上げる…。
見た目のホラー感から生まれるギャップ
――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
夜中に一人で過ごしてると、嫌な気配を感じる時ってありますよね。
幽霊が出て来るなら怖い奴より、怖いけど良い奴が出てきてくれた方がまだマシかな?と思って描きました
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
「ホラーだけど笑える」というテーマで描きました。曰くつき物件に出没した幽霊が普通に優しいという日常?コメディを楽しんでいただけたらと思います。
――かなり鮮明な意識があるように見えますが、幽霊に名前はあるのでしょうか。
名前は正直まだ考えてないです笑、僕自身も「幽霊さん」と呼んでいます。
――スーツ姿の幽霊だからか、髪型も七三分けに見えます。幽霊のデザインはどのように決めましたか。
顔は恐ろしいのに服装と髪型はビシっとしているというアンバランスな感じが笑いを誘うかなと思ってデザインしました。
――主人公はもともと幽霊の類が見える人なのでしょうか。
主人公側に特別な力があるというより、この幽霊さんが気が向いたときに人間の前に出現するという感じで描いてます。
(なので主人公以外にも見えることがあります)
――幽霊は過去の入居者にもこのように親切だったのでしょうか。
幽霊さんの過去は、今後掘り下げていけたらいいなと思っています!
――今後の展望や目標をお教えください。
せっかくなので色々なアイディアを試していきたいなって思います!
それを現在マンガアプリGANMA!で連載している僕の作品、「彼女に呪われてるけど幸せなのでOKです☆」や次回作品に活かしていけたらと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
漫画を見てくださって本当にありがとうございます。
やっぱりツイッターで反応していただけると、とてもやる気になります!
これを機会にぜひGANMA!での連載作を見て頂けたら嬉しいです。
現在の連載作はもちろん、次回作品も構想中なので楽しみにしてください!