テレビアニメ「わたしの幸せな結婚」(毎週水曜夜11:30-0:00、TOKYO MXほか、Netflix/ディズニープラスなどで配信)の第9話「夢に溺れて」が8月30日に放送・配信開始された。第9話では、悪夢にうなされる美世と任務で忙しくなった清霞との間にすれ違いが生じた。(以下、ネタバレを含みます)
「わたしの幸せな結婚」とは
原作は、2019年より「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる同名小説。シリーズ累計700万部(2023年3月現在/コミック・電子を含む)を突破する人気作で、高坂りとによるコミカライズも「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」で1位を獲得するなどの好評を得た。また、今年の3月には豪華俳優陣を迎えた実写映画化が実現。そんな話題作がついにアニメ化を果たす。
舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・美世(CV:上田麗奈)が、孤高のエリート軍人・清霞(CV:石川界人)と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという、政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーが紡がれる。
葉月が美世に後悔を語った理由
連日の悪夢で身も心もやつれ、街中で倒れてしまった美世を鶴木新(CV:木村良平)が助けた第8話。続く第9話では、彼の存在が美世と清霞の関係に思わぬ影響を与えていく。
何らかの目的を持って美世に接近している様子の鶴木は、意外にもあっさりと彼女の元を去っていった。美世は倒れたことで、その日からレッスンを減らされてしまう。早く清霞の姉・葉月(CV:日笠陽子)のような淑女になりたいのに……という焦りに駆られる美世。そんな彼女に葉月が語るのは、結婚の失敗談だ。
女学生時代から料理がからきしダメで、そのことで結婚してからも相手の親と良好な関係が築けなかったという葉月。政略結婚とはいえ、夫のことを愛していた葉月だが、ある日大げんかになってそのまま別れてしまった。大事な家族との暮らしを失ってしまった後悔から、「美世ちゃんには自分の気持ちを大事にしてほしい」と葉月は助言する。そして、これからどうしたいか?という彼女の質問に、美世は清霞のそばにいたいと答えるのだった。
その夜美世は、オクツキの霊が民間人を襲ったことで任務が忙しくなった清霞と、久しぶりに縁側でゆっくりと語り合う。清霞は美世が悪夢で苦しんでいること、自分が家を空けているために寂しい思いをしているであろうことが気にかかっていた。しかし、迷惑をかけまいと自分の気持ちを押し殺す美世に「寂しいなら“寂しい”と、辛いなら“辛い”と言ってくれ」と伝える。
さらに、「自分の感情をさらけ出して甘えてもいいんだ。そうして支え合うのが家族だろ」と美世を抱き寄せる清霞。葉月のファインプレーもあって、夫婦の絆は以前よりも深まったような気がした。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/my-happy-marriage
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