コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回ピックアップしたのは、X(旧Twitter )で育児漫画を多数投稿している、きくまきさんの『子どもがプールで迷子になった話』だ。
本作は混雑したプールで子どもが迷子になってしまった実体験を描いたエッセイ漫画。7月21日の投稿には3万8000の「いいね」が集まり、「同じ年頃の娘がいるので肝に銘じます」「注意喚起ありがとうございました」といった共感のコメントも寄せられた。
目を離した一瞬の間に、プールで突然姿を消した娘…
話の発端は、作者・きくまきさんが夫と当時3歳の娘を連れてプール施設へ遊びに来た時のこと。プールは混雑しており、楽しそうな子どもたちであふれていた。
“子どもプール”でずっと遊んでいる娘にきくまきさんは「流れるプールに行ってみようよ~」と誘うも、「まだここであそぶ~」と断られて夢中になって遊ぶ娘を見守ることに。ところが、顔に水しぶきがかかって拭っている一瞬の間に、娘の姿を見失ってしまう。
手分けして探したが見つからず、顔面蒼白になるきくまきさん。娘が戻ってくる可能性を考え、夫はきくまきさんに子どもプールに残るよう言い残し、他のプールを探しにいく。
最悪の事態を考えて頭が真っ白になり、呆然と立ち尽くしていると、きくまきさんを呼ぶ夫の声が。振り返ると、号泣する娘を抱きかかえる夫の姿があった。そして、娘がいなくなった理由が夫の口から語られるのであった――。
注意喚起を目的に描かれた本作に対し、ネット上には実際に自分の子どもが水辺で迷子になった時の体験談が数多く寄せられた。他には「今年初めて大きなプールに行く予定ですが、手を決して離さぬよう気をつけます」「子どもがいる時は瞬きだけでも気を抜かない!」などの反響が相次いでいる。
「自分の経験が注意喚起になればと思い書きました」作者・きくまきさんの伝えたい思い
――『子どもがプールで迷子になった話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
混んでいるプールは子どもを見失いやすく危険なため、自分の経験が注意喚起になればと思い書きました。
――人の多いプールに子どもを連れていき、身をもって危険があることを体感されたと思いますが、子どもを連れていく際には、特にどのような点を注意するべきと感じましたか?
十分注意していても起こってしまったので、我が家ではそもそも混んでいるプールには行かなくなりました。プールでは無理なのですが、それ以外ではGPSを身につけさせています。行かれる方は、常にアームリングを装着させる、目立つ水泳帽をかぶせる、などしたほうがいいと思います!
――同作は注意喚起にもなる漫画だと思いますが、投稿後に寄せられた反響で、特に印象的だった、または嬉しかったコメントがあれば教えてください。
どんなに気を配っていても、ほんの一瞬で子どもを見失ってしまうことに共感をいただけました。あらためて気を付けよう!と思いました。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
これからもマンガを楽しんでいただけたら嬉しいです!