松下洸平と再びタッグを組むなら”ラブコメ”に!?
――本作はTVer初のオリジナルドラマ。今後もTVerのオリジナルコンテンツを増やしていく予定はありますか。
テレビコンテンツの面白さを配信で伝え、地上波に戻ってきていただく、というのがTVerの趣旨でもあるので、率先してオリジナルコンテンツをどんどん量産していこうとは、あまり考えていません。オリジナルコンテンツを作っても放送局にメリットがないとやる意味がないのかなと。TVerのオリジナルコンテンツを見て、テレビコンテンツの面白さに気付いてもらえるようなものを作っていきたいですね。あとは、民放5局が制作協力してくれた本作のようにTVerでしかできないもの。僕が今後フジテレビに戻ったとしても、他局の番組とコラボするのは難しいですから。
――次に制作するなら、どんな内容に挑戦したいと思っていらっしゃいますか。
今のところ、全くアイデアはないんですけど(笑)。それこそ在阪局の皆さんからは「次は大阪のバラエティー番組で!」というお話もちらほらいただいているので、もしかしたら…ということはあるかもしれません。僕は放送局出身なので、やっぱり放送局が作るコンテンツは面白いと思うんです。今はいろいろなコンテンツがあふれていますけど、テレビの面白さに気付いていただけるようなコンテンツを生み出していきたいですし、TVerにはローカルの番組も多いので、まだユーザーが出会えていないけど面白い番組に焦点が当たるような企画を実施していきたいですね。
――もし、次回作で再び松下さんとタッグを組むなら?
お会いする前は誠実で真面目な印象だったんですけど、お会いしたら思ったよりも気さくで。今回演じてもらった本人役もそうですが、真面目だけど根はポップでおちゃめな方なのかなと思ったので、次回はラブコメとか、もっと遊べる役をお願いしてみたいです。
■取材・文=吉田光枝