田中圭が主演を務めるドラマ8「ブラックポストマン」(毎週金曜夜8:00-8:54、テレビ東京系)。同作は、ごく普通の人が今を生きるために、小さなアクションを起こす。ほんのちょっと勇気を出す。そこから世界が変わっていく様を、二転三転する謎、敵・味方が入れ替わる戦いをエンターテインメントに徹して描くノンストップサスペンス。
WEBザテレビジョンでは、同作で田中演じる副島力也の幼なじみで、強気な性格の刑事・祖父江ひなたを演じる高橋メアリージュンにインタビューを実施。ひなたと自身との共通点や撮影裏のエピソードを語ってもらった。
「複雑な心境になるところにとても惹かれて、挑戦してみたいと」
――今回、どんなところに惹かれてひなた役のオファーを受けられたのでしょう?
第1話の台本を読み、すごく正義感があってかっこいいなとまず惹かれました。ひなたの正義感には感情移入してしまいますね。
ですがそれだけではなく「幼なじみがもしかしたら事件に関わっているかもしれない」「もしかしたら犯人かもしれない」と疑い、複雑な心境になるところにとても惹かれて、挑戦してみたいなと思いました。
――正義感の強さがご自身と共通するところですか?
そうですね。ただ、正義感はありますが、年齢を重ねるごとに柔軟性も身につきました。昔の方が「こうじゃなきゃいけない」と思っていましたね。
――何がきっかけで考え方が変わったのでしょう?
瞑想をすることが多いのですが、瞑想をし始めてから気持ちが穏やかになり、器が大きくなったなと思います。「いろいろな人がいて、それぞれの理由や生き方がある」と思えるようになりました。
穏やかになったことで、自分のことを許せるようになり、他人を受け入れられるようになったんだと思います。自分に厳しすぎた時、他人にも厳しかったんだなと。
役作りは”海外ドラマのようなおしゃれな刑事”をイメージ
――役作りはどのようにされたのでしょうか?
今作に出るタイミングでたまたま元刑事さんにお会いする機会があり、刑事について教えていただきました。その方は男性だったのですが、周りの女性警官に茶髪が多かったと聞いて驚きました。
あとは、映像を見て役作りをすることも多いです。
黒髪をビシッと縛っていて真面目で…というようなみんなが持っているイメージではなく、「海外ドラマに出てくるようなおしゃれな刑事だったらいいな」と思っていたら、衣装合わせの日に監督から「リアルで華やかなかっこいい刑事にしたいと思ってるねんな」と言われ、「同じこと思ってました!」って。
――役作りをする時にいつも大切にされていることはありますか?
役がブレずに済むので、軸をひとつ作るのは大きいかなと思います。ひなたで言うと正義感ですね。