相手の見えない顔は「今は気にならなくなった」
――主人公の力也は、”郵便配達員”と“ダークヒーロー”という二面性を持っていますが、高橋さんはいろいろな人と出会う中で、相手の見えていない部分の顔を知りたいと思うことはありますか?
以前はすごく気にしていました。「本当はどう思っているんだろう」「どう思われているんだろう」と考えていたのですが「いろんな顔があってもいいや、今自分に対して良くしてくれているし」と、今は全然気にならなくなりました。
昔は疑い深く、警戒心もとても強かったんです。でも、疑っていると疲れてしまうし、疑っていることのほとんどが起こらない。だったら疑っている時間がもったいないなと。信じて何か痛い目に遭った時は自分で責任を取ろうと決めて信じるようになりました。
緊迫したシーンが多い反面、刑事チームは「とても和やか」
――シリアスなシーンが多いかと思いますが、撮影中のエピソードはありますか?
甲本(雅裕)さんや濱尾(ノリタカ)くんなどの刑事チームは、実はめっちゃ仲良いんですよ。シーンは緊迫していますが、とても和やかなんですよね。
力也とのシーンは緊張感があります。まだたくさん圭さんと話せていないので、距離を詰めすぎず、お互いに様子見しているところです(笑)。
――郵便局員・原田遥香役の近藤春菜さんとは共演シーンはなく…?
そうなんです、1回もなくて。春菜さんが私のことを見ているシーンはあるのですが、絡みはなく…。記者会見の時にアドリブを結構やっていると聞いて「そんな楽しいことやってるんだ!」と思いました。
――刑事サイドではあまりアドリブはないんですか?
結構台本に忠実ですね。やるとしたらいじられキャラの濱尾くんなのですが、監督から「やらんでええ」ってバッサリ斬られていました(笑)。すごい愛されキャラです。
刑事サイドはいじられキャラの濱尾くん、そしてどんな話題も面白く広げてくれる甲本さんというムードメーカー2人に挟まれていて楽しいです。