俳優の林遣都が9月13日、都内で開催されたU-NEXT制作オリジナルドラマ「MALICE」」(9月14日[木]より配信)の先行試写会に、佐藤隆太、高梨臨、YUと共に出席。共演者間で質問をし合う場面で「昨日の夜、何食べました?」と聞き、会場を笑わせる場面があった。
家族シーンは野添義弘と一ノ瀬颯に「助けられた」
同ドラマは、翔東大学の事務局長が殺害された事件の担当所轄刑事・星野尚人(林)と、殺人容疑をかけられた女性・谷村夏帆(高梨)、そしてスクープを狙う週刊誌の記者・丸山奏太(佐藤)の三視点から描く完全オリジナルサスペンス。事件の裏に潜む「MALICE=悪意、敵意、恨み」に迫り、真相を暴いていく。
1話は林で、2話は高梨、3話は佐藤視点というように、順番に切り替わっていくという。林が「僕と臨さんのパートは重苦しい場面が続くんですけど、隆太さんの回になったら『こんなふうになっていたんだ』と驚きました」と口にすると、佐藤は「僕だって真面目にやりましたよ!真剣に事件を追いました。急にコメディーになるみたいな…」とツッコミ、笑わせた。
刑事役を演じる上で苦労したことについては「家族のシーンがあって、星野にとって家族との過去の出来事は役作りをする上で重要になってくるところなんですけど、お父さん役の野添(義弘)さん、弟役の一ノ瀬(颯)くんとの撮影は二日間だけだったんです。特に一ノ瀬くんが初日から気持ちを込めてくれて、つかみかかってくるシーンは『痛え』と思うぐらい、本当に殴り掛かってくるんじゃないかってくらい気持ちが入っていました。それが、星野の背景に説得力を与えてくれたなと思います。描かれていない分、苦労しそうだなと思っていたところを、お二人に助けてもらいましたね」と話した。
業務以外の優しさ受けた時に「好意感じる」
試写会では、参加した観客からの質問に答える場面も。同作品のテーマが「悪意」であることにちなみ、“好意に感動した出来事”を聞かれた林は「新幹線で関西の方に行った時、ワゴン販売の方や車掌さんが『ゴミ捨てておきましょうか』と毎回声を掛けてくれるのがうれしいです。あと、(新幹線を)降りた後にタクシーに乗ったら『いつも出しているんで』ということであめちゃんをもらったんです。そういった業務以外のことで優しさを受けた時に、好意を感じます」と笑顔を見せた。
また、この時にしたミスもあわせて紹介。大阪で仕事だったそうだが、京都で降りてしまったとのことで「改札の前で気づいて、マネジャーさんもプロデューサーさんも大慌てしていました。『ちょっとやばいな』と思って…(笑)」と苦笑した。続けて「好意に浸っていたからだと思うんですよ」と弁明した。
そして、登壇した共演者間で質問をし合う企画も。林が「昨日の夜、何食べました?」と質問すると、佐藤は「鶏肉と野菜を炒めたやつを作って食べました。あと、納豆とみそ汁も」と答えた。高梨は「現場でぶり大根弁当を食べました」とコメントし、YUは「家で豚冷しゃぶを食べました」と回答。
そして、林は「今、実家から母が来てくれていて、奥さんも忙しかったので、母が松茸ご飯を作ってくれました」と発表した。これに佐藤は「秋を先取りでいいですね。…それを言いたかったから聞いたのか!?」と問い詰めた。
質問の意図については「舞台稽古が始まったばかりで考えることが多くて。考え事をすると食欲がなくなっちゃうんですよ。なので、皆さんのご飯の話を聞いて、食欲がわけばいいなと思いました。あと、ほっこりしたかったです」と説明していた。
◆取材・文=大野代樹
ライスプレス
発売日: 2021/11/04