本日9月20日(水)より、各動画配信サービスにて配信オリジナル番組『笹森裕貴のON⇔OFF』が全4話一挙配信となった。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズをはじめ、様々な2.5次元舞台を中心に活躍する笹森の、仕事現場や楽屋での様子、休日のプライベートなど、オン・オフ両方に密着したドキュメンタリーだ。笹森にインタビューを行い、初の密着取材を受けた感想や番組の見どころ、そして改めて振り返る自身の現在地と今後の展望を聞いた。
初めは不安だった密着取材
──オンとオフを見せる密着番組をつくると最初に聞いたときはどう思いましたか？
最初は「お見せできるところがあるのかな？」と不安でした。完成した最高のものをお届けするのが自分の仕事だと思っているので、その過程は見せるべきではないとも思っていましたし。でも良い機会でしたし、そもそも自分にこんなお声をかけてくださった方がいるというのがとてもうれしかったですね。
──実際に撮影が始まってみていかがでしたか？
恥ずかしさもあるかなと思っていたんですが、実際に始まってみたらそんなこともなくて。「これはたぶんカメラを意識せず、ありのままの自分でいたほうがいいんだ」と思ってからは、すぐにカメラがいることに慣れました。稽古場にも来ていただいたんですけど、現場でみんなが良い感じにいじってくれて。「笹森さん、今日、密着入ってます！」って(笑)。あとは客観的に自分を見ていて気付くことも結構あって。誰しもそうだと思うんですが、最初のほうは「笹森です、よろしくお願いします！ イェイ！ 頑張ります！」って感じだったんですけど、密着の日数が経ってくると、撮影班の方とも打ち解けて、朝早い日とかは特にだんだん口数が減っていって。後半は「おいっす、おいっす！」みたいな感じで。これを見た母親に「態度が悪い！」って言われました(笑)。
──そんな姿もリアルですよね。ファンの方はなかなか見られない姿でもありますし。
確かにそうですよね。「こんな姿を見せて本当に大丈夫なのか？」と心配にもなりますけど(笑)。毎日忙しくやらせてもらえていてありがたいです。
立花裕大、宮崎湧との関係性は？
──オフでは立花裕大さんと園芸店に行く様子、宮崎湧さんとサウナに行く様子も見られます。まず、立花さんとのオフはいかがでしたか？
実はあの撮影の2週間前くらいにも、プライベートで裕大くんと同じ店に行ったんですよ。そのときもいろいろと買ったのですが、番組スタッフさんが「(オフの撮影として)どこに行きたいですか？」と聞いてくださったので、同じ店を挙げさせてもらいました。めちゃくちゃ種類がたくさんあって楽しいし、数週間でラインナップが結構変わるのでまた行きたいなと思って。で、裕大くんに「もう一回行きたくね？」って聞いたら「行けるなら絶対行きたい！」って(笑)。
──お二人とも観葉植物についてすごく詳しかったですし、本当に植物がお好きなんだというのが伝わってきました。
いや僕は全然。まだまだ初心者です。裕大くんは植物だったら何でも分かるんじゃないかっていうくらい詳しいです。以前、裕大くんと僕ともう一人俳優の友達、３人で沖縄旅行に行ったんですが、そのときも普通に生えている木や葉っぱを見てめっちゃ興奮してたんで、本物です(笑)。裕大くんは写真を撮ったらその植物が何なのかを教えてくれるアプリも入れているんですよ。そうそう、その沖縄旅行で植物園に行ったんですけど、僕がちょっと体調を崩してしまって休んでいたんですね。で、彼らが帰って来て「めっちゃ楽しかったぞ、笹森大丈夫か？」って言うから「ちょっとヤバいかも……」と返したら、そう言ってる僕を、そのアプリで撮ったんです。そしたら「ココヤシ」って出て。「しおれたココヤシになってんぞ」って言われました(笑)。本当に面白い人です。裕太くんとは年齢は5歳くらい離れているんですけど、全然その年の差を感じさせないというか。もちろんリスペクトしていますが、本当に友達みたいな、一緒にいるだけで笑顔になれるような存在です。
──作品の中では芝居論や役者論も語り合っていましたが、普段からああいった話はよくされるんですか？
いや、裕大くんとはあんまり芝居の話はしないかも。もちろん出ている作品について「ここはこうだよね」みたいなことは話しますけど、一緒にいすぎていつでも話せるから。もう一人、番組でオフを一緒に過ごしてくれた宮崎くんとのほうが、仕事の話はするかも。僕は宮崎くんのこと「なのさん」と呼んでいるんですけど、なのさんは僕の初舞台から一緒なんですよ。だから僕の成長をすごく見守ってくれていて。今も僕が出ている作品は結構見に来てくれるし、「どんどん成長して、堂々とやっている姿を見られてうれしい」っていつも言ってくれます。なのさんも歳は３個上ですが、本当に少年のような人です。番組の中でも岩盤浴で歌っていましたけど、あれリアルですからね。いつもあんな感じです。
──笹森さんにとってだけでなく、宮崎さんにとっても本当にオフの時間だったんですね。
本当に。カメラが入っていることも、なのさんは本当に気にしないんですよ。おかげですごくやりやすかったです。
『笹森裕貴のON⇔OFF』
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制作協力：ヒューマックスシネマ
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