10月からの放送が決定している市原隼人主演のドラマ「おいしい給食 season3」(テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビほか※TVerでも配信)。本作から物語の舞台は北海道・函館へと移り、市原や教師陣、新たなライバル・粒來ケン(田澤泰粋)をはじめ、生徒たちも函館へ渡り、撮影を行った。そんな函館での撮影現場の様子やオフショットが解禁。「予想の200倍も300倍もすごいです」と語った市原のインタビューとともに紹介する。
ドラマ「おいしい給食」とは
2019年より放送され、ドラマ、劇場版とシリーズを重ねた「おいしい給食」シリーズは、1980年代の中学校を舞台に、「給食」というほぼ全国民が体験した「食」をテーマに描く“笑って泣ける学園食育エンターテインメント”。
2022年に公開された「劇場版 おいしい給食 卒業」のラストでは、甘利田の函館への転勤が決まり、給食のライバルだった神野ゴウ(佐藤大志)との別れで幕を閉じた。
市原隼人の呼び掛けに、生徒たちも「はーい!」
4月14日午前に始まった漁港での撮影。海風が激しく、寒い環境に市原は「新幹線で函館に降りた瞬間、空気がまったく違いました。本当に気持ちいい。空が広い!」と語るも「予想の200倍も300倍もすごいです」と海風の洗礼に苦笑いを浮かべる。
これまで「おいしい給食」シリーズといえば“夏”が定番だったが、舞台を函館に移し、物語も1988年の“秋から冬”へと変わった。そして、現場では漁港近くの道を、甘利田や生徒たちが歩くシーンが撮影されていく。カメラの外でも「車に気をつけて」「往来の邪魔をしない」と、“先生”としての顔を見せる市原。生徒たちも「はーい!」と市原の言葉を素直に聞いていた。
甘利田がひとりで歩くシーンを撮り終えると、生徒たちが並んで歩いたり、お喋りしたり走ったりと、登下校していく様子を撮影。それを市原がモニターでチェックしていたかと思うと、自前の一眼レフカメラを取り出した。趣味を超えた写真の腕前の市原は、前作でも撮影期間中、生徒たちが成長する様子を撮り続けていたが、今作でも、真剣なまなざしで、生徒たち一人一人の姿をレンズで追っていた。
市原隼人「何よりも力強い支えになりました
今作でシリーズ5作品目、人気シリーズとなった「おいしい給食」。「season3」の制作が決まれば、手を挙げてオファーに飛びついても良さそうなものだが、市原は「やります」と即答はしなかったという。
「今の自分にseason3を成し遂げることができるのか不安だったんです。尋常じゃない精神面と体力面を削られる作品なので。そうじゃなければおもしろい作品にならないと思っています」と口にする市原。同時に「腹をくくって入ってみると、変わらないスタッフの皆さんが待っていてくださっていて、それが何よりも力強い支えになりました」と笑顔を見せる。
スタッフは同じだが、キャストも生徒もガラリと変わった。そんな生徒たちとはこんなエピソードが。「昨日、東京から子どもたちが函館に着いたんです。まず楽しんでもらいたい。現場を好きになってもらいたい。やっぱり愛がないとダメなので。それで、スタッフさん発案で、昨日の夜は生徒たちとみんなで函館山に登ってきました。クラス一同、すごいテンションでしたね」と、ここでも市原の先生らしい顔が覗いた。
また、新たなライバル・ケン役の田澤についても「すっごくよく食べるんです。実際に。撮影が終わっても、『おかわりさせてください』と言ってひとりで食べてるんです」と優しい笑顔を見せ、「北海道の食の力ってこんなにすごいんだなと」と続けた。
アメイジングD.C.
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