向井理主演の水10ドラマ「パリピ孔明」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第1話が9月27日に15分拡大で放送された。中国・三国時代の人気武将、諸葛孔明(向井)が現代に転生するという物語。向井のハマりぶりが話題となり、スタートから30分とかからずX(旧Twitter)でトレンド1位の反響を呼ぶ好発進となった。(以下、ネタバレを含みます)
「パリピ孔明」とは
同作は、「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の累計発行部数160万部を突破した同名コミックが原作。魏・呉・蜀という3つの国が天下の覇権を争っていた中国三国時代の名軍師・諸葛孔明(向井)が現代の渋谷に若かりし姿で転生。歌手を目指す英子(上白石萌歌)を、軍師のごとく成功に導いていくサクセスストーリーだ。
孔明が仕えた蜀の皇帝・劉備をディーン・フジオカ、英子がバイトするライブハウス「BBラウンジ」のオーナーで三国志と諸葛孔明の大ファンである小林を森山未來が演じる。
第1話は、孔明と英子の出会い、そしてさっそく英子の“軍師”として活躍する様子が描かれた。
孔明の適応力が面白い!
病に倒れ、死期を迎えた孔明が次に目を開けたのは、ハロウィーンに沸く2023年の渋谷。見渡す限りのゾンビや悪魔、モンスター(にふんした人々)に、「なるほど…ここが地獄なのですね」と納得する。孔明も傍から見ればコスプレしている一人だった。そんななか酔っぱらいに連れて行かれた「BBラウンジ」で英子のステージを見て、「地獄の歌姫?」とその歌声に魅了された。
翌朝、酒を飲まされ過ぎて店の外で眠り込んでいた孔明を見つけた英子は介抱する。目を覚ました孔明は、ここが地獄ではないと聞かされ、自分が若い姿に戻っていることやスマホやペットボトルなどの現代文明にとまどい、激しい衝撃を受ける。
だが、「才能とは学習の結果、身に着くものだと考えております」とスマホの操作を英子に教えてもらい、三国志好きの小林に雇ってもらってカクテル作りもすぐ覚えるなど、あっという間に驚異の理解力で適応していった。
その適応力で面白かった場面の一つが、孔明が歌を3度聞いていずれも感銘を受けた英子に、劉備との「三顧の礼」という言葉も絡めながら、軍師になると告げたところ。なかなか芽が出ない状況にやる気を失いつつあったなか、歌声を認めてくれる孔明に感動した英子は「よし、どっかでご飯食べていこう」と誘った。すると、「ちなみにこの近くでしたら、食べログで星4のラーメン店がございます」と孔明。
これには視聴者も「さっそく食べログまで使いこなしてんの流石としか言えないんだけど」「食べログマスター」「現世に順応する孔明いいな」などと沸いた。