コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、漫画家の濱田賢治さんが描く『ポン太がヒトになりまして』をピックアップ。
X(旧Twitter)で2023年9月5日に第1話を投稿したところ、16万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、濱田賢治さんにインタビューを行い、漫画を描く際のこだわりや読者からの反響ついて語ってもらった。
ある日突然、飼い犬がイケメンな“ヒト”になってしまった…
飼い主が家に帰ってくると、可愛い愛犬が“待ってました!”とばかりに飛びついてくる。飼い主にとって、その様子は何とも可愛らしく、癒される瞬間であると思う。
しかし、この漫画に登場する飼い犬は、みんなイケメンなのだ。犬としてのイケメンではない。ある日突然、超絶イケメンな“ヒト”になってしまっていた――。つまり、家に帰ってきたら、“待ってました!”とイケメンが飛びついてくるのだ。戸惑わない人などいないだろう。
変わったところは、飼い犬が“ヒト”になっているだけで、習性や習慣は変わっていない。そのため、散歩のときはリードをつけるし、ボールを投げれば嬉々として追いかける。しかし、犬らしい仕草ばかりかと思っていたら、ふと男らしくドキッとするような行動も見せる。ただ、それすらも犬の習性や性格によるものなのだが…。そのような、飼い主と愛犬の面白おかしいやりとりが、綺麗な作画で描かれている。
ちなみに、第1話から登場しているシベリアンハスキーの名前は“ポン太”。超絶イケメンなのに、名前はかわいらしい“ポン太”くん。イケメンな見た目にかわいらしい名前や仕草…かっこいいとかわいいの大渋滞で、きっとクセになってしまうはずだ。
“ヒト”になってしまった飼い犬たちは、ワイルド系からゆるふわ系まで様々なタイプがいるため、いずれかの犬にハマること間違いなし。投稿を読んだ読者からは、「これが本当のワンコ系男子」や「うちの子だったら…の妄想が捗ります!!」など多くの反響コメントが寄せられている。
『ポン太がヒトになりまして』は、毎週金曜日に濱田賢治さんのX(旧Twitter)で更新されるため、ぜひチェックしてほしい。
作者・濱田賢治さん「人間とワンちゃんの数だけ絆の形がある」
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
漫画を好きな読者の方はもちろん、愛犬家の皆様にも「わかる!」と思って頂けるような“ワンちゃんあるある”を盛り込んでいければと思っています。
――インタビュー時までに投稿されているお話(4話まで)の中で、特にお気に入りのシーンやセリフなどを理由とあわせてお教えください。
主人公である「ポン太」はシベリアンハスキーという犬種なのですが、凛々しさと愛くるしさを兼ね備えたまさしくギャップの塊のようなワンちゃんなので、とても気に入っています。
――投稿には多くの“いいね”とともに、愛犬の画像をアップしてコメントしている読者もたくさんいて、大変賑わっています。今回の反響をどのように受け止めていらっしゃいますか。
愛犬家の皆様がご自宅のワンちゃんの画像を下さるのは予想外の嬉しい反応でした。とっても癒されますし、なによりご家族への愛情がひしひしと伝わってきてとてもほっこりします。笑
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
楽しみにして下さっている読者の皆様の応援のおかげで作品作りに励むことができます。
人間とワンちゃんの数だけ絆の形があるはずですので、これからもちょっぴりおかしくも素敵な「家族愛」を描いていければと思います。何卒よろしくお願いします。