アニメ「呪術廻戦」(毎週木曜夜11:56-0:26ほか、TBS系、ABEMA・ディズニープラスほかにて配信)の第2期10話(第34話) 「昏乱」が9月28日に放送された。ニセ夏油(CV.櫻井孝宏)の策にハマり、獄門疆に封印された五条悟(CV.中村悠一)。それと同時に起動したのが、メカ丸(CV. 松岡禎丞)が生前に仕込んでいたプログラムだった。突然耳に装着され、「五条悟が封印されタ」と告げるメカ丸に半信半疑の虎杖たちだったが、メカ丸の説明に状況を飲み込み、五条の奪還のために行動を開始する。(以下、ネタバレを含みます)
思わず目に止まるちょっとした演出追加
本作は原作ストーリーとシーンを忠実になぞりながら、要所要所でアニメオリジナルの演出を加えた作りで見せている。小説、漫画からのアニメ化では定番の手法だが、本作はそれが絶妙に上手く、物語への理解度、キャラクターの心情や感情の明度を一層高めているのがファンからの高評価にもつながっている。例えば、メカ丸の心情を表すようにインサートされた三輪霞の笑顔。五条悟が消えれば呪術界も人間社会もひっくり返る。それでもいいと思っていたメカ丸が今、誰のために行動しているのか。原作ではうっすらであった三輪への特別な想いが第31話に続き明確にされていた。
また、五条を封印した獄門疆の変化は芸が細かいと言えるさすがの演出。封印完了後は生物的な描写だった獄門疆が色を変えて石のようになり、“閉じ込める”というイメージを視覚的にも補完する。さらに、封印した五条の情報を処理し切れず、獄門疆が苦しむように涙を流すという場面も。ここでは獄門疆の目が五条の青い六眼のようにもなり、あまりにも規格外という五条の存在が改めて示されていた。
一方、五条封印を仲間の呪術師に伝えるため地上に戻った虎杖は、渋谷に出動しているという七海健人(CV.津田健次郎)を探すことを思いつき、ビルの屋上から大声でナナミンを連呼する。五条封印という緊迫した空気を割くナナミン三三七拍子は思わずくすっと笑ってしまうシーンであっただろう。
ネットではこれらのシーンに対し、「メカ丸切ない。最後に三輪ちゃんに会わせてあげたい」「獄門疆のアニメアレンジさすが」「ナナミン連呼の悠仁くんめっちゃかわいいね」「ナナミン三三七拍子、アニメだと悠仁のかわいさが一層引き立って良き」など、様々な感想が寄せられている。
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東宝
発売日: 2023/12/20