カケルはヤマトの口もとに“あーん”とアイスキャンディーを差し出す
困るカケルだったが、「あ!」と思いついて「じゃ、こうしよ。ヤマト、これ一口食べてよ。そしたらちょうど半分」と言う。「いいよ、そこまでしなくて」とヤマトは断ろうとするが、カケルは「ほら、早く。溶けちゃうよ。あーん」とヤマトの口もとに自分のアイスキャンディーを差し出す。
ヤマトは困惑しながらもおずおずとアイスキャンディーを一口食べる。カケルは「これで半分こ!」と得心する。
カケルは満足して、なんの躊躇もなくヤマトがかじったアイスキャンディを頬張る。ヤマトも隣でアイスキャンディーを食べながらほほ笑むのだった。
カケルの無邪気な「あーん」に動揺するヤマトにキュンキュンとさせられる。間接キスになっちゃうこともヤマトは意識しているのではないかと思うとなおさら萌える。それに比べてカケルは天然な小悪魔のようで、これから先が思いやられると思って逆にワクワクとしてしまった。
◆構成・文=牧島史佳
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