「ファンがもっと増えたらどうしよう、と心配です(笑)」
――チ・チャンウクさんは、これまで出演してきた作品からスイートなイメージを持っている視聴者が多いと思うのですが、今回の役はかなりダークなので、ファンの方がどう受け止めるか、心配はありませんでしたか?
チ・チャンウク:ファンがもっと増えたらどうしよう!と心配しました(笑)。皆さんが「チ・チャンウクに、こんな姿もあったんだ」と、ますます好きになってしまうのでは…と(笑)。
これまでの僕の作品は、ロマンティックコメディも多かったので、役柄を通してロマンティックだったりスイートな姿を好きになってくださった方が多いと思います。それはとても感謝しているのですが、ファンの方々の反応を念頭に置いて作品を選ぶという事はありません。
俳優として似たような役ばかり演じているわけにはいかないし、自分が心魅かれる役を演じて、それを皆さんが好きになってくだされば、本当にありがたいと思います。
もし「何か今回は、ちょっと…」と感じたとしたら、その次の作品でさらに新たな姿をお見せして、また好きになっていただける事を期待しながら取り組んでいきたいです。
お互いの“意外な面”を明かす
――作品のダークな雰囲気とは違って、皆さん、とても仲良く楽しそうな関係に見えますが、自分だけが知っている2人の意外な素顔があったら、教えてください。
チ・チャンウク:セミは、こう見えて運動やマラソンが大好きなんですよ。少女っぽくて物静かな雰囲気じゃないですか。でもアクティブだし、すごくエネルギッシュ。今朝も宿泊したホテルの周りを走っていたんですよ。
ハジュンは…意外な面が無くて、いまだに僕は彼の意外な面を探しているんです。見た目通り、とても正しくて誠実な人です。スケジュールの2時間前には準備をするし、自己管理も本当に徹底してて、昨日、食事の時も食べ物をほとんど口にしなかったんです。
僕は、そんなハジュンの食事を横取りして食べてて…。「オレは、いったい…」と帰り道で反省しました(笑)。
イム・セミ:チャンウクとは、今回“ジュンモ”として会ったから、それまでのロマンティックコメディなどでの優しいイメージは演技だったんだ、と感じてしまいました。そのシーンでのウィジョンとジュンモの関係が重かったので、余計そう感じたのかもしれませんが、その印象が忘れられないです。
実際の私たちは同い年で友だちみたいな関係なんですが、話してる時にたまに私の頭をポンッと軽く叩いてきたりしてお兄ちゃんみたいなんです。演技のアドバイスをしてくれる時などは、「こんな風に見てくれてたんだ」と感じて、優しい一面もあるんだ、と思いました。
ハジュンは、記憶力がものすごく良くて、スタッフ全員の名前を覚えているんですよ。こんな力を持っている人は他にいないんじゃないかと思うほどで、何年も前に一緒に仕事をした人の名前も憶えていて、「あの人、今どうしてる?」って聞いてきて、すごくビックリしました。オーラもすごくて、人をひきつける力があるんですよ。
ウィ・ハジュン:実はオレ、AIなんだよ。チャットGPTなんだ。(ロボットダンスをしてみせる)
イム・セミ:(笑)。
ウィ・ハジュン:セミ姉さんは、先程チャンウク兄さんも言ってましたが、かわいくて女性らしいけど、すごく活動的でスポーツが好きです。
「最悪の悪」は、出演者もスタッフも男性が多かったのですが、その中でもうまく皆をリードしてくれたり、周りに溶け込む力を持っている人でした。性格もサバサバしているので、一緒に過ごしていてとても気楽で楽しくて、そんな姿が本当に意外でした。
チャンウク兄さんは、すでにスターなので、近寄りがたくて現場でも静かで真剣に演技に取り組む人なのでは…と思っていましたが、実際には明るくてよくふざける人で、酔っ払ったりもするし、とても人間味のある人でした。こういう性格だから、周りに気を遣わせず気楽に接する事ができる人なんだな、と。
2人のおかげで良いエネルギーを得られた気がします。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-worst-of-evil/
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